Petite lumiere

# ページ2

#水曜はブルーで木曜はオレンジだねなんて






「 ただいま。」





最近の俺は仕事がうまくいかなくて、
表情が暗いねなんて言われるようになった。



それはりょうの体調が思わしくないのもあるのだけど。




光「 おかえり。疲れたでしょ、お風呂はいってきな。」


「 ありがとう、そうする。」






光は何も変わらず優しく接してくれて、
りょうすけのこともちゃんと見てくれている。



情けないなぁ、お風呂で１人呟くと嫌なほどに響いた。






お風呂を出てリビングに行くといつもなら座ってるはずのりょうがいない。




「 あれ、りょうは？」


光「 朝調子良かったから５分ぐらい外出したらもう結構ぐったりしちゃってね。熱も出るから寝かしちゃった。」


「 そっか。まだちょっと早かったかな。」


光「 うん。さっきもちょっと様子見に行ったけど意識朦朧としてて呼吸も早かったから念のため酸素チューブしておいた。」


「 そんなに酷かったか。明日俺休みだから病院連れてく？」


光「 うーん、明後日検診あるからよほど酷くなければ大丈夫。たまにはゆっくり休んでね。」


「 ありがとう 」





２人でご飯を食べて光はそのままりょうのもとへ行った。


そこについて行くと、
顔色も悪くて小刻みに震えているりょうすけの姿。



「 まだ熱上がるみたいだね。今何度？」


光「 やばい、４０いく。」


「 救急車呼ぶか。怖いなこのままだと。」


光「 お願い！」






あっという間に病院で診てもらうことになった。






慧「 あ、いたいた。熱高いし熱性痙攣起こしたし入院ね。いつものナースステーションの目の前の部屋。俺も仕事終わったし一緒に行こっか。」


「 ありがとうね。」


慧「 ううん。良かったよ、あと少しで帰るところだったから。」


光「 ほんとよかったわそれは。」







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