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ベッドにはいつもと変わらないりょうすけ。
しいて言えば点滴がいつもよりも多く打たれているぐらいで顔色もだいぶ良くなっている様子。
慧「 痙攣起こしたときはどうなるかと思ったよ。多分、これから痙攣出やすいから気をつけてね。」
光「 わかった。あ、安定剤出してもらえる?りょう、また自傷行為増えてきてて。」
慧「 また出てきちゃったか。あ、さっき手首引っ掻いてあったかも。いいけど、明日の朝にしてもいいかな?」
光「 うん、全然大丈夫。気がつくと手首を引っ掻いて優しく止めても怒っても、なんとも言えない表情でただただ泣くんだよ。すっごいそれが怖くて。」
慧「 多分副作用の影響も少なからずあるから調べとくわ。」
「 了解。じゃあ、今日は帰るか。」
光「 そうだね。伊野尾、ありがとな。」
慧「 いいえ。」
そう言って家に帰るともう時刻は10時半を回っていた。
次の日、宏太を残して朝から会いに行くと
薬のせいか、元気そうなりょうの姿。
「 おはよう。具合どう?」
りょう「 結構楽。ここ最近で一番調子いいかも。あ、りょう昨日運ばれたの?」
「 そっか良かった。うん。熱高くて痙攣も起こしたみたいで伊野尾が平気そうでよかったって言ってた。」
りょう「 そんなだったんだ。いつ退院するの?」
「 聞いてないけど、すぐ退院できるんじゃないかな?伊野尾会った?」
りょう「 ううんまだ会ってない。でもねさっきね看護師さんが点滴入れたの。」
「 そっか。点滴ね、付いてるよ。」
りょう「 うん、」
この病気と、うちの末っ子のりょうすけはかれこれ5年戦っている。症状は悪化するばかりで最近は今のように突然関係のない話をしたりとコミュニケーションも取りづらくなってきた。
りょうすけは今17歳で本来なら華の高校生。
そんな彼を寝たきりにしてしまっている病気が治ることを願っている毎日だ。
いくら具合が良くても病気は潜んでいて、
りょうの腕が動いたと思えばゆっくりと手首を引っ掻きはじめた。
光「 りょう。だーめ。血出ちゃうからね。」
りょう「 ううん、、、やるの、、」
光が無理やり手を離させて抑えるとポロポロと泣き出した。
光「 ごめんね、苦しいのはわかるよ。わかるけどだめなことはだめなんだよ。」
光の顔を見て泣いて やめて と抵抗するりょうの姿は
苦しそうで辛そうで胸がぎゅっと痛んだ。
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いちご 涼奈(プロフ) - らぷさん» やっぱ意識してた?wwwwもう好きなとこ合いすぎて笑えるwwwwww (2018年12月28日 8時) (レス) id: be107a12f9 (このIDを非表示/違反報告)
らぷ(プロフ) - いちご 涼奈さん» やばいね、私そこ意識してたまじで笑うんだけどやーば笑 本当に好きな場所合いすぎでしょ笑笑 (2018年12月28日 7時) (レス) id: a92e560c7f (このIDを非表示/違反報告)
いちご 涼奈(プロフ) - らぷさん» まず最初の酸素ボンベをゴロゴロ引いて階段では持ってもらうってそこでもうめっちゃ萌える、、、、やっぱ本当に私達会う運命なのかしらww (2018年12月27日 23時) (レス) id: be107a12f9 (このIDを非表示/違反報告)
らぷ(プロフ) - いちご 涼奈さん» これ見た瞬間めっちゃにやけたんだけど実は私も一番設定とか好きなの笑 本当にやばいめっちゃ笑うんだけど笑 (2018年12月27日 20時) (レス) id: a92e560c7f (このIDを非表示/違反報告)
いちご 涼奈(プロフ) - らぷさん» ええええ、、、茜かなぁ、、、うーん、、うん茜が1番好きかなww (2018年12月27日 12時) (レス) id: be107a12f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぷ | 作成日時:2017年1月4日 5時