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仕事を終えて涼介を迎えに行くと
いつものように知念が隣にちょこんと座っている。



知念は実は光くんの弟で
光くんが仕事を終えると一緒に帰ってるのだという。



光「 お疲れさま。じゃあ涼介ばいばい!」


涼介「 っ、、、だ、、ばい、ばい、」





家に帰るとテキパキと料理を始める涼介。


豚バラを作ろうとしてもパッケージに書いてあるのが読めなくてひっくり返したりして悪戦苦闘している様子。


裕翔「 貸ーして。えっと、、、」



一通り説明するとうん、うん、と頷いてちゃんとそれ通りにきっちりやる涼介を見るとなんだか話せないのが嘘みたいだなぁ、とさえ思う。


実際裕翔が今まで涼介と過ごしてきた23年間のうち、まだまだ大部分がおしゃべりで目立つ存在だった涼介からだからよりそう感じるのだと思う。







涼介「 ゆうとくん、あの箱とって!」


裕翔「 やま取れないの?笑 」


涼介「 前は俺の方が大きかったのにぃ!」


裕翔「 ははっ笑 もうやまは成長期こないからな笑 」


涼介「 いつかゆうとくんより大きくやるからね!見てろよ!」






そんな話をしていた高校時代も遠い記憶に感じる。




涼介「 ゆっ、、ぅ、、ゆうと、あ、、、い、、ありが、と」


裕翔「 うん。」




机を吹いたりして2人で向かい合って席に座って
「 いただきます 」と言ってご飯を食べる。





裕翔「 んー!美味しい!さすが涼介だね。」


涼介「 ううん、ふふっ笑 」



うん や ううん などの肯定や否定はスムーズに
言葉として出るようになったのはつい先月ほど。

それだけでも随分と会話が楽になった。





裕翔「 涼介ごちそうさま?おかわりする?」


涼介「 う、、し、し、ない、」


裕翔「 わかった。じゃあごちそうさまでした。」


涼介「 っ、、て、、でし、た。」






お風呂に促すとうん、と言って大きなものを背負ったその小さな背中はお風呂へ向かった。








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いちご 涼奈(プロフ) - らぷさん» やっぱ意識してた?wwwwもう好きなとこ合いすぎて笑えるwwwwww (2018年12月28日 8時) (レス) id: be107a12f9 (このIDを非表示/違反報告)
らぷ(プロフ) - いちご 涼奈さん» やばいね、私そこ意識してたまじで笑うんだけどやーば笑 本当に好きな場所合いすぎでしょ笑笑 (2018年12月28日 7時) (レス) id: a92e560c7f (このIDを非表示/違反報告)
いちご 涼奈(プロフ) - らぷさん» まず最初の酸素ボンベをゴロゴロ引いて階段では持ってもらうってそこでもうめっちゃ萌える、、、、やっぱ本当に私達会う運命なのかしらww (2018年12月27日 23時) (レス) id: be107a12f9 (このIDを非表示/違反報告)
らぷ(プロフ) - いちご 涼奈さん» これ見た瞬間めっちゃにやけたんだけど実は私も一番設定とか好きなの笑 本当にやばいめっちゃ笑うんだけど笑 (2018年12月27日 20時) (レス) id: a92e560c7f (このIDを非表示/違反報告)
いちご 涼奈(プロフ) - らぷさん» ええええ、、、茜かなぁ、、、うーん、、うん茜が1番好きかなww (2018年12月27日 12時) (レス) id: be107a12f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぷ | 作成日時:2017年1月4日 5時

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