4 side s ページ7
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初めての4人での舞台
久しぶりの舞台でかなりの緊張。
横尾さんをちらりと見ると熱心に台本を眺めて、思い立ったようになにかを書き込んだり。
何回かこなして流れや役作りはだいぶ掴んできたけど気は抜けない。
俺も頑張らないと。
「横尾さーん!お願いしまーす」
そう舞台の方から横尾さんに声がかかる。
せわしなく横尾さんは楽屋から出て舞台に向かった。
しーんとした楽屋
ちらりと向かいのテーブルを見ると横尾さんのマネージャーがノートパソコンを広げてカタカタと仕事をしていた。
あの人キレイなんだよなー、いっつも真面目に仕事してて、毎回現場に一番に来ていて。
愛想も良いし姿勢も良くて…って俺見過ぎ?
するとそんな視線に気づいたのか目があった。
そんなよく見てる俺だけど、彼女と喋ったことはあまりない。
「千賀さん、緊張してます?」
「えっ、あ、ハイ、そこそこ」
少し遠くからそう投げかける彼女。
話しかけて来るとは思わずついかしこまってしまう。
「横尾さん、多分すっごい緊張してるんでサポートしてくださいね」
そう言って笑った。
ああ、こういう感じで笑うんだ。
「俺だって緊張してんですから」
俺も釣られて笑うと彼女は
「千賀さん、意外です
ダンスも歌もすごく上手だから。
緊張するんですね。」
あ、なんかこーゆうの久しぶりに言われた
なんかいい気分。なんて。
「横尾さんに引っ張ってもらいますから」
「引っ張れますかねー、荷が重いかも」
彼女は軽く毒を吐くとまた、笑った。
なんか、もっともっと笑わせたい。
かわいい。とか純粋に思っちゃって。
「Aさん、あの、連絡さ」
「千賀さーーん、お願いしまーす」
このタイミング?!
せめて、連絡先を、せめて!
「千賀さん行ってらっしゃい〜」
彼女は彼女で気にせず手を振る
あーもう、早く聞けば良かった。
入れ替わりで横尾さんが帰ってきて
俺は俺でモヤモヤしながらも舞台へ向かったのだった。
「Aちゃん、なんかあった?」
「あ、お疲れ様です。なんでですか?」
「いや、千賀がニヤニヤしてたから」
「?、あ、千賀さんの連絡先あとで教えてください」
「え、何で」
「最後に聞かれたんです」
「えー、めんどくさあい」
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soda(プロフ) - れんじさん» わあーありがとうございます!!もっとキュンキュンできるようがんばります!!! (2020年4月30日 7時) (レス) id: 058fb893a4 (このIDを非表示/違反報告)
れんじ - めちゃめちゃ好きですキュンキュンします (2020年4月30日 1時) (レス) id: 687054fca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:soda | 作成日時:2020年4月12日 23時