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「よっし、完成」


Aちゃんを家で待つ間、晩御飯を作って待つことにした俺。

今日の献立は

ブリの照り焼き
ほうれん草と菜花のおひたし
蓮根のきんぴら
かぶのお味噌汁

やっぱり和食だよねー、
うーん、酢の物もあってよかったかな?

なんて考えていたらAちゃんから

「帰ります!お腹減ってます!
どこか行きますか?」

なんていうLINE。…かわいい。

にやにやしながら


「おつかれさま、とりあえず帰ってからき、め、よ…っと。」

なんて言って、ご飯があったら喜ぶかな?

そんな女の子の様な思考でAちゃんの事を待つのだった。







「横尾さーん、います?」


数分後、
ガチャリとドアが開いてこの一声。
Aちゃんらしいと思いながら


「いるよ!おかえり」

「あはは、ただいま、です」

控えめに、ですをつけるAちゃん。

なんか新婚さんみたいだなあなんて浮れていると

Aちゃんは少し疲れているような顔から、何かに気づいたようにハッとした顔になってこちらを見る。


「よ、横尾さん!まさか!」

「ふふふ、どーでしょう?」


主語はないけどAちゃんは
「えっ?本当に?」
と、独り言を言いながら急いで洗面所で手を洗う。

すでに玄関のあたりまでご飯のいい匂いがしてる事に気付いたらしい。

バタバタと廊下を小走りして、リビングの扉を開くAちゃん


「わーー!やばい!えー!!横尾さん!!」

テーブルに配膳したばかりの料理を眺めて
Aちゃんはテンションがめちゃくちゃ上がっている。
なんならスマホで角度を変えながら撮影し始めた。


「疲れてそうだから、和食〜」

「えー、すごい、横尾さん〜!」

すごいとやばいしか言わない語彙力がなくなるAちゃん。

予想を遥かに上回る喜びようで、俺も自然と笑ってしまう。
Aちゃんはそのままのテンションで、ぎゅっと俺を抱きしめた。


「お?おお?ちょっとAちゃん」

「ん〜〜っ、横尾さん〜〜」

言葉にならない声を出して、俺の胸にぐりぐりと頭を擦りつける。
ねーもう、ちょっと、かわいすぎない?

でも俺も抱きしめ返そうとしたら
パッと抱きしめていた手が解かれてしまう。

Aちゃんはまた足早にテーブルの方に向かって


「食べましょ!」

なんて笑顔を見せるのだった。






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設定タグ:Kis-My-Ft2 , キスマイ , 横尾渉   
作品ジャンル:タレント
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soda(プロフ) - れんじさん» わあーありがとうございます!!もっとキュンキュンできるようがんばります!!! (2020年4月30日 7時) (レス) id: 058fb893a4 (このIDを非表示/違反報告)
れんじ - めちゃめちゃ好きですキュンキュンします (2020年4月30日 1時) (レス) id: 687054fca2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:soda | 作成日時:2020年4月12日 23時

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