幸せな異世界転生のはずが (ページ2)

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お兄様が可愛いページ2

私の名前はAである。
が、推定3歳ぐらいの私のお兄様、ヴīィンセント様は言えないらしくAと呼ぶ。
シルバーブロンドの肩ぐらいまでの長さの髪に大きい青い瞳が美しいまさに天使のような愛らしいお顔のヴィンセント様は、退屈な赤ん坊生活唯一の癒し。
今世のはじめての推しである。
子供特有のまろい輪郭と舌足らずのしゃべり方がめちゃくちゃ可愛い。

　「Aおはよう。
今日もAは可愛いね」

　お兄様の侍女であるアルマに抱き上げてもらい私のベビーベットを覗くお兄様の方が可愛いです。
まだ話せないけど、嬉しいことを伝えたい私はニコッと笑っているつもりだ。

　「また寝る前に会いに来るね」

　お兄様は3歳にして嫡男としてのマナー教育などの勉強があるらしく忙しいらしいのだが、朝と夜はかならず会いに来てくださる。
私の一番幸せな時間だ。

カッコいいお姉さんも大好きですが→←うっすらと記憶はあるけど