sweet love

10 ページ10

.






養うとみっくんは言ってくれたものの、


私は私でNo.1を取ってからじゃないとやめられない、中途半端な気持ちで夜のお仕事を始めた訳じゃないということをみっくんに伝えた。


渋っていたけど、なんとか納得してくれて今に至る。




「ご指名ありがとうございます。伽那でーす。」



初回の2人組の男性に名刺を渡して軽い自己紹介をして着席をする。



『よろしくね！かなや〜ん！』


「宮田おめぇうるせーよ！ここはメイドじゃねぇからな！」



あら？あらあら？？この人達もしかして…



『あの…もしかして中居さんと宮田さんですか？』



「「バレちゃった？「すげえな！キミ！！笑」」



ちょっと待って。彼氏の先輩とメンバーが来店されるとはなんて偶然なの…。
でも、みっくんとの事は隠していこう。



『私キス〇イのファンなんです〜！スカイダイビングの回、本当に面白くて今でも忘れられませんから！笑』



みっくんの事故画も思い出して笑ってしまいそう…笑




「キミ誰のファンなの？やっぱ玉か？ガヤなのかーー？北山はチビだからねぇだろ？？笑」



『玉ちゃんガヤさん素敵な方ですけど、北山さんですかね。』



玉ちゃんはスタイルいいし、ガヤさんもえ ろいしいい所はもちろんあるけど、チビなみっくんが好きなんだもの。



「中居さん、きたみつを否定しないでください…笑」



みやっちなんて素敵な方なんだろ…。好き！！(え)



「宮田、お前北山呼べよ！」



中居さんが突然言うものだから焦ったのはつかの間で



『中居さん、きたみつ彼女いるんでダメっすよ〜！』



あはは〜。なんて言ってるけど…私のこと話してくれてるの？



「コラ！宮田てめぇファンの前でそれ言うな！北山のプライベートがあるだろ！」



「カナやんごめん！さっきのわ『大丈夫ですよ〜確かに北山さんなら居て当然ですからね！笑』



中居さん、宮田さん。
間違えていなければみっくんの彼女は私です…なんて言えないよ。

11→←09

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す