sweet love (ページ13)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:5,463 hit

13 ページ13

.

出発から2時間経って海に着いて。

私が伸び伸びしてる横ではしゃいでる一回り年上の彼氏。

気温も暑すぎず砂浜が気持ちよくて大の字で寝ころんでみる。

『はぁ～潮風が気持ちいい〜』

「A～！あそこのハンバーガーでお昼買ってくるから待ってろよ！」

『うん！ありがとう!!』

みっくんって本当に若くて元気だよね。パワー貰えるよ。

小さくなってくみっくんの背中を見つめながらそんな事を思ったり。

って、私はまだ24歳で彼が36歳！！

「お待たせ！食おうぜぇ～」

「『いただきま〜す！』」

「ん～おいしい！！」

こんなに美味しそうに幸せそうに食べるみっくんが好きなのかもしれない。かわいい。

食べ終えると、みっくんが私の後ろに座るなりギュッと抱きしめる。

「恥ずかしいからこのまま居させて。』

『いいよ～。』

そういうと少しの間、みっくんが私の首に顔を埋めて黙っちゃうから私も戸惑う…

「俺お前との将来を本気で考えてんだ。
職業柄、結婚なんてそんな簡単には出来ねーけど
でも、俺はもうお前以外の女との未来なんてこれぽっちも考えられなくて…で」

「どうしたの？」

みっくんの職業を理解しているから大丈夫だよって意味でみっくんの手を両手で包み込む。

『この間、中居さんと宮田がお前のお店に来たろ？
一昨日、"きたみつの彼女に似てるラウンジ嬢いたんだよ～しかもデカパイでさ〜"って言ってた。』

「それは…「なぁA」

『AがNo.1になってから辞めたいっていう気持ちは分かるんだけど、彼女がラウンジ嬢というのがどうも引っかかっちゃってさ。』

「そうだよね…ごめんね…」

何も言えなくて俯いてしまう。

『へ？！』

後ろから左薬指にキラキラ輝く指輪がはめられて振り返るとニコニコのみっくん。

「結婚前提のお付き合いってのは嘘じゃねーから。これ婚約指輪な。

…出来れば今すぐにでも仕事をやめて欲しい。彼女の胸を他の男に見られるのは嫌だ。

もちろんその後は俺がお前を養っていく。」

告白の時とはまた違う真剣な顔で言うから、

『ありがとう…。オーナーと話し合ってみる。

…あーあまた就活しなくちゃなぁ～』

本気でみっくんと向き合う事と夜の仕事をやめる覚悟は決めた。

「もう俺我慢できない。戻るぞ。抱かせろ。」

その後、海辺の駐車場で車の後部座席でめちゃくちゃにされたのはここだけの秘密。