検索窓
今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:166,637 hit

8 ページ8

萩原side





今日は寝坊してしまい時間ギリギリに警視庁のデスクに着いた






「フゥ……間に合ったか」







「おう萩!そっちにもゼロからメール来たか?」







「降谷ちゃん?ちょっと待ってねー…と」







何しろ、今日は時間がなかったから携帯すらろくに確認できていなかったのだ






じんぺーちゃんに言われて夜中に届いていたメッセージの存在に気づく








「は?なんだよこれ、"ごめん"って……」







「そっちもかよ…オレも連絡してみたんだがよぉ、返事どころか既読にもならねぇし。ったく、何考えてんだよあのヤロォ」








ブツブツと文句を言うじんぺーちゃんを横目で見ながらオレも降谷ちゃんにメールを送る







降谷ちゃん?どした?何かあったの?







送るとすぐ勤務開始の時間になったから、スマホをデスクの端に置いてパソコンの電源を入れた



















お昼休憩になっても降谷ちゃんからの応答が無く、彼女のAちゃんに連絡を入れてみた








『私っ…零くんに振られちゃった…』








「はぁ!?なんで!だってアイツ、プロポーズしたって!」







少し前、嬉しそうに話してくれたAちゃんの姿を思い出し、つい声を上げてしまった







彼女に会いに行く旨を伝え、じんぺーちゃんと班長にその事を伝えた







けど、諸伏ちゃんだけ何故か連絡が取れなくて、オレたち3人に嫌な緊張が広がった














仕事が終わり、3人で急いで彼女の自宅に向かう








人目見てすぐ、彼女の異変に気づいた







赤く腫れ上がった目は明らかに大泣きした証拠だし、部屋はだいぶスッキリとしていて、ペアで並んでいたはずの物は全て1つずつだけになっていた







それでもオレたちに気を使わせまいと、無理に明るく振る舞う彼女を見て、胸が締め付けられるような気がした

9→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
265人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆず(プロフ) - まーみんさん» コメントありがとうございます!そうなんですよね、なぜか数話消えてしまいまして…抜けているところを書き終わったら続きも書いていくので、気長にお待ち頂きたいです! (2022年2月11日 13時) (レス) id: f7fb394352 (このIDを非表示/違反報告)
まーみん(プロフ) - ページが飛んでるなと思いました。テスト頑張ってくださいね!応援しています!テスト期間が終わって落ち着いたら、更新も待ってますねー! (2022年2月11日 8時) (レス) @page36 id: c8f47d3f67 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆず | 作成日時:2021年11月27日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。