神様なんて (ページ6)

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episode肆ページ6

その後その悪魔からは銃の悪魔の肉片は見つからず

その悪魔は自分の縄張りを他の奴に荒らされたらしく自暴自棄になって凶暴になっていただけの雑魚だった

それから私はバディを組むのをやめた

ｶﾞｼｬｯﾊﾟﾘｰﾝ

「ﾊｯやだ、やっちゃった…」

アキ「大丈夫か？」

「ごめんアキ…ちょっとボーっとしてて…」

アキ「怪我はないか」

「うん大丈夫！これ片付けないと！」

昔の事を思い出してついぼんやりしてしまって洗っていたお皿を割ってしまった

丁度煙草を吸い終えてベランダからアキが戻ってきて駆け寄って一緒に片付けてくれる

最近昔の事を思い出す事が多い…疲れているのかもしれないな

夢なんてこんなに鮮明にしょっちゅう見る事なんてなかったし…

アキ「あとやっとくから制服着替えて来い、さっきマキマさんから電話で呼ばれた」

「マキマさんに？ならお願いしようかな」

アキ「嗚呼、1人で着替えられるか？」ﾆﾔｯ

「アキくん今日盛んだね」ｼﾞﾄｰ

アキ「ふっ、早く支度しrﾝﾑｯ…」

「ん……」

少し背の高い彼に背伸びをして唇を重ねる

そうするとアキは腰に手を回してきて支えてくれる

今朝の事心配してくれているのか、ただ欲しがりなだけなのか…まあ欲しがりなのは私も同じか

短いような長かったような時間を名残惜しくもゆっくりと離して彼の顔をじっと見つめる

「アキは、嫌じゃないの…？こんな事してて…」

アキ「嫌だったらこれ以上の事していない」

「私、アキくん振ったのに…何だか弄んでるみたいdんっ…」

アキ「……ん…Aの事は俺がよく知っている。遠慮する事もないしお前がそうしたいって言うなら俺は従う」

「マキマさんは？」

アキ「マキマさんは違うだろ」

「…ふっ、へーんなの！」

表情一つ変えないけれど誰よりも優しいのがアキくん

そんな彼からスっと離れて制服に着替える

友達はもう作らないって決めたしバディだって組むのをやめた

だって夜叉が守ってくれるからバディなんていらないでしょ？

だから変な仲間意識も友達もこの感情も…要らない…？

アキに向ける感情も…

「……っ…おかしいなぁ…もう決めたのに…」

酷く痛む胸をそれが溢れちゃわないようにネクタイをきつく結んだ