第3話 ページ4
なんとかこの世界の常識を学べたところで今後のことを考え始めた
『このままここにい続けることも出来ないので移動しましょうか。でもどこに行けばいいんですかね』
周りには森しかなく、どちらに向かえば良いのかさえ分からなかった
『(大賢者、身体を休めながら魔素が回復できそうな場所教えてくれる?)』
《解。ここより東に向かった先に深い洞窟があり、魔素が豊富にあります。ただし他の魔物も出現しますので注意が必要です》
『やっぱり魔素が豊富なところは魔物も出ますよね…』
とはいえ、このまま小狐の姿のままでいるのも行動しづらいですしもっと他の場所も見たいですからね
その洞窟に向かいましょうか
私は未知なる洞窟に向けて歩き出した
**********
ここがその洞窟ですか
目の前には大きな扉があり、簡単には中に入れそうもない
『どうしますかね…大賢者、何か方法はありますか?』
《解。ユニークスキル「狐之女王」の能力により物質を透過することが可能です》
『そんな能力もあるのですね…ありがとうございます』
私は自分の体に意識を集中させ、扉をすり抜けるイメージで扉に触れた
そうするといとも簡単に体が扉をすり抜けて洞窟内へ潜入することができた
『(便利な能力ですね…さて、このまま少しずつ奥に進みましょうか)』
Aは慎重に内部へと進んだ
途中で巨大なムカデや蜘蛛、蛇などにも遭遇したが見つからないようにそっと切り抜けていった
『(でっかいムカデですね…流石に怖すぎです)』
見つからないようにコソコソと岩場に隠れながら移動し、奥に進むにつれて草花や光石を見かけた
『(試しにこの草を捕食してみましょうか)』
《告。ユニークスキル「捕食者」を使用しますか?(Yes or No)》
『(Yes)』
すると青い炎が草を取り囲み、炎が消えるとそこにあった草は無くなっていた
『そのまま解析!』
《ヒポクテ草。魔素の濃厚な場所でしか生えない貴重な薬草。傷薬、回復薬の原材料です。》
大賢者は物知りさんですね
大賢者がいなかったらどうなっていたんでしょうか…
そんなことを考えながらヒポクテ草を使って回復薬を作成し保管していった。
それとは別に光る石も捕食し解析
これは「魔鉱石」というらしい
ヒポクテ草のように魔素が濃厚な場所でしかない貴重な鉱石のようだ。
今後何かの役にたつかもしれないと捕食し保管していった。
魔素が濃厚な場所で休息しているおかげかついに
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はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……! (2021年11月26日 11時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 設定も内容もとても好きです!続きが気になって仕方ありません!! (2021年5月3日 23時) (レス) id: a20ef2728f (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2021年2月5日 12時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ericia | 作成日時:2020年4月15日 20時