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Innocent Daemon6 ページ10

華稜「出来たか?」


竜胆「バッチリ……」


京次「ああ。名前も決めた」


雪矢「行くぞ……そら!」バッ


『鴉鶴衆《あかくしゅう》。これは華稜の名字から一字、昔から伊鶴木家に仕える椰子家、刻丸家、紅橋家を合わせた呼び名《三羽鴉》から一字とった子供の遊びで作ったチームの様なものだ』


華稜「おお……かっこええな……!」


雪矢「だろ?」


京次「これで俺たちは鴉鶴衆だ!」


竜胆「うん……」


『この日から5日後事件が起きた。伊鶴木家当主、伊鶴木 華北と伊鶴木家次男、伊鶴木 華城の殺害。伊鶴木家長男、伊鶴木 華暮が重傷を負ったのだ。伊鶴木家の中で唯一傷を負っていない三男の華稜が事件の首謀者ではないかと疑われた』


華稜「俺じゃねえ……誰や……ッ!親父と兄さんを……ッ!!」


竜胆「……華稜。こんなの届いてた」スッ


ガサッ


華稜「何だこれ……魔法映像媒体……」


スゥッ


『そこに映されいたのは父と兄が殺される瞬間だった。そして……』


華稜「こいつが……!!!」


雪矢「マジかよ……」


京次「どうする……?」


華稜「……俺は無実だ。それを証明するためなら俺は修羅にでも悪魔にでもなったる」


雪矢「……付き合うぜ」


京次「ああ……お前はもう俺たちの頭だ」


竜胆「頭……指示を」


華稜「……行くぞ……座標は……伊鶴木 華暮や」






カツカツカツ


華稜「重体……って聞いてたんやけどな?」


華暮「何だ……殺人犯か」


華稜「それはアンタやろ?これにバッチシ映っているんやぞ!」ピッ


華暮「ふッ……そうか。ああ、俺がやった」


華稜「なんで……兄さんと親父を!!」


華暮「お前が憎かったんだよ。三男のくせに。俺も実力的にはお前には劣らない!だが……お前は精霊喚起を使える……それだけで……ッ!!」


華稜「兄さん……」


華暮「……とでも言えば満足か?」


華稜「ッ!?」


華暮「お前はもう世間的には家族を殺した男だ。今の映像だって偽装したと疑われるぞ?それでも俺を殺すか?」


華稜「……ああ。もう決めたんや。兄さん、お前を殺すと」グッ


華暮「生憎だが……弟に殺される気は無い」バッ


ブゥゥゥゥンッ


華暮「破霊ッ!」


ドゴォォォォォッ


シュウゥゥンッ


華稜「爆発の精霊を……やれ、座標はもう打ってある」

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作者名: | 作成日時:2017年4月16日 19時

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