Gang of Magic～魔法科高校の劣等生～ (ページ9)

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Innocent　Daemon５ページ9

エレン「そうか……ならこっちも見せよう。Volcano！！」

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

エレン「ハイル！！全員連れて離れてろ！」

ハイル「了解ー」

ﾊﾞｯ

エレン「今までの俺はまったくダメだった。ただ能力を力の限りぶっ放すだけだった……だが」ｽｩｯ

ｷﾞｭﾝｯｷﾞｭﾝｯ

伊鶴木「ほう……」

エレン「溶岩使役《ラッセン・マグマ》！」ﾌﾞﾝｯ

ｷﾞｭｳｳｩｩｩﾝｯ

伊鶴木「マグマを操るんか……すごいけどやな……クレイン！」ﾊﾞｯ

「コオオオォォォォォォォッ！！！」

ｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｷﾞｬｯ

ﾋﾟｷｷｷｷｷｷｷｷｯ

エレン「なッ……ッ！！凍っ……ッ！！」

ﾊﾟｷｷｷｷｷ……

伊鶴木「俺たちはな……はぐれ者なんや」

エレン「あ？急になんだ」

伊鶴木「見たらわかるやろ？精霊魔法なんて言っときながら最早魔法じゃない。でもなこれはれっきとした精霊魔法なんや。今のも氷の精霊を高密度で射出してるだけや」

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5年前

京都

ﾋｭｵｫｫｫｫｫｫｯ

「おおッ……！」

「天才や……！！」

「伊鶴木家始まって以来の神童や！！」

『やめ！よくやった華稜』ﾎﾟﾝｯ

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

華稜「どうや？親父。すごいやろ？」

「凄いですね！！華北様！」

華北「ああ。ウチのせがれはこの国の精霊魔法の常識を変える男になるかもしれんぞ！」

「「「「オォォォォォォ！！！！」」」」

『伊鶴木家は関西に拠点を置く精霊魔法の一家。華稜はその三男としてこの世に生を受けた。9歳でありながら15歳と13歳の兄に引けを取らないどころか、二人よりも優れた能力を持っていた。それは……』

華北「精霊喚起をこの年で使うとはな！！」

『精霊喚起。精霊を具現化させる能力だ。この技を使えるのは全国に数えるほどいないと言われている』

華北「む……もうこんな時間か。華稜、休んでいいぞ」

華稜「了解や」

『毎日の厳しい修行、周りからの期待。それに何度押しつぶされそうになったか。だがそれから華稜を救ったのは』

「お疲れ……」

「準備出来たぞー」

「早く座れっての」

華稜「竜胆！雪矢！京次！もう来てたのか！」

『後のInnocent Daemonのメンバーである、椰子竜胆、刻丸雪矢、紅橋京次である』