【オリジナル】EREMENT７ (ページ23)

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第２６４話　でかくするか、放出するかページ23

美凰「そもそも、エレメントと初めて名を聞いたのは
ラルクに着いて依頼されてからだった
私ははじめてその宝玉を見て…」

あ「…(物騒で危なげなものだろうとか思ったんだろうな…)」

美凰「なんて綺麗な色をした宝玉なんだろう…そう思ったよ」

あ「！！」

クロウ「…そうか」

美凰「私もまだ若かったからね
その時はこれにどんな効果があるなんてまるで聞いてなかった
ただ私だけはあの宝玉に目を引かれたんだ
これを作った人はなんていい色をしてるんだろうか…っと」

あ「…そう…ですか…」

琥珀「実はｎむぐっ！」

クロウ「っと…さてもう行くか
ありがとうございましたー美凰さんー。」

美「なんだいあんたのことはいいのかい？」

クロウ「あぁ…魔力を久しぶりに多く使ったせいで
誤作動だったり、器が入りきらないみたいでな」

美「…本当だね
あんたの器から魔力が溢れてる
このままじゃまた力を使いかねないね
仕方ない…選びな
器をデカくするか、器はでかくせずに
溢れそうな魔力を外に放出するか
だけど、後のはこれ以上魔力を多く使わなければの話だ」

クロウ「…」

時雨「お前はどうなんだよ？
普通の人間でいたいなら、器をでかくなんかやめときな」

クロウ「！
魔力を放出してくれ、できる限り
使わないようにする…多分…」

美「あんたこの戦いでまた使おうっていうことかい？」

クロウ「あいつらは人以上の力がある
魔力でも使わなきゃ倒せない！」

美「はいはい分かったさ…
どうせまた溢れだすつもりだろう？
すべて終わったらまたここに来な
来ないとどうなるか、わかってんだろうね？」

クロウ「承知済みだ！」

美「いいかい？
もし、琥珀に危害を及ぶようなことをしてみな
私はすっ飛んでいって、あんたの魔力を器ごと放出して
ボコボコにするからね！」

クロウ「もちろんです！！」

琥珀「おっおばあちゃん…」

呉羽「大事に思われてるんですよそれだけ…
ありがとうございました」

あ「これから気をつけます！
行ってきます！」

美「はいはい…気をつけな」

クロウ「こえぇ…あの婆さん…ってぇ！？」

美「聞こえてるよこの馬鹿たれ」

クロウ「ｸﾙｯ)ぐっ…」

あ「あはは！いい気味ｗ」

クロウ「こんの…」