【オリジナル】EREMENT７ (ページ22)

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第２６３話　森の奥地ページ22

あ「とっとりあえず！
森の奥に行こう！」

クロウ「おい大丈夫なのかよ」

あ「平気です！
自我は保つように頑張る！」

美「無茶だけはするんじゃないよ
この家は、森の入口より斜め下にある
この地図を見な」

呉羽「これは…新聞、雑誌に載っていた
予想されるホワイトフォレストの中…ですか？」

美「憶測に過ぎないさ
なんせ、家の場所も間違ってるけどね」

琥珀「あっ…ほんとだ…」

地図をのぞき込むと
家の場所が明らかに場所が違うが
どこから家があるという情報を得たのだろうか…
その森の奥になにやら怪しげなものがある

クロウ「この怪しげなものはなんだ？
…遺跡？」

美「そんなもの見たことはないけどね…
だが、これにはこう書かれている」

―奥地には古代人が残した遺跡があると推測されている―

あ「こんなことどこでどーやって…」

美「知らないね
ただの推測でここまで書かれるとは…
でも、森の奥から不確かな魔力を感じる…
琥珀も分かっているだろう？」

琥珀「…うん
おばあちゃんすごいね
確かに奥からこの森に漂う魔力とは別の魔力を感じる…
初めてだよこんなの…」

杏「きっと、ゲートね」

あ「ゲートって冥界の？」

時雨「まっ待てよ！
ゲートが奥にあるとすれば…敵のアジトは…？」

杏「…まさかね…？」

あ「え…？」

美「…は～ん…分かった
敵はどうやら、あんたたちが思っていた場所にあるわけじゃないんだね？」

時雨「え…まっ真ん中の海の奥深くにあるんじゃないのか！？」

クロウ「…」

あ「…クロウ？」

クロウ「…いや、アジトにいる時にな…
変な音が聞こえる部屋があったんだ
俺はその原因を調べることはしなかったんだが…」

杏「ゲートの特徴はまず、その妙な音よ」

クロウ「まさかアジトにあったのか！？」

呉羽「おそらくはこうですかね…？
クロウのアジトにあったゲートは
敵である椿たちがあそこまで来れるようにしてあった
きっとハロが現れたのはあのゲートを通ってきたから」

時雨「とりあえずはそのゲートをくぐって
冥界に行けばいいんだな？」

杏「あそこに本拠地がないとすると
後の場所は…冥界の中にあるとするしか…」

あ「…もう時間がない…止めなきゃ…」

美「頑張って何とかするんだね…」

時雨「…なぁ、美凰
ラルクでエレメントをバラバラにしてくれって
言われたとき…どう思ったんだ？」