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私色に。【太宰】 by饅頭茶漬け ページ2

太宰side

 「もうっ!止めてよね、ホントに死んだらどうするのっ!」

Aが頬を膨らませながら怒る。

いつものように入水をしようとしたところを偶々助けて貰ったのだが・・・・。

 「そんなに怒らなくてもよくないかい?」

私は呟く。

 「ダメっ!だって太宰が死んだら・・・・・。」

いいかけてAは言葉を止めた。

うっすら頬が赤く染まっている。

 「どうしたんだい?紅くなって。」

わざと惚けた顔でたずねた瞬間。

トンッと押し倒されて、キスされる。

 「・・・・っ//」

真っ赤な顔で私を見つめながらAが

 「お、お仕置き・・・・//」

と言って私にもう一度キスした。

嗚呼、我慢できない。

心の中で呟く。

くるっと回転して反対に私がAを押し倒す姿勢になると、さっきのキスの何倍も深く口付けした。

 「心配ありがとう、A。お礼に、私色に染めてあげる。」

私は妖艶に微笑んだ。

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作者名:饅頭茶漬け×赤林檎 | 作成日時:2018年12月11日 17時

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