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大貴side
__もう俺に帰る場所はねぇんだよ…。
ふざけんな。
それが俺の感じた事。
あれからやっと山田が口を開いたんだ。
そしたら第一声があれ。
俺達はお前の為にお前だけの場所、
__センターを開けているというのに。
涼介「もう…、無理…。帰って…、、」
はっ？帰れる訳ねぇだろ。
涼介「辛いの…、、生きてる実感がない…。」
お前がいない人生の方が辛いよ。
涼介「もう…、こんな世界…、、」
__パチン。
俺は自分の手を山田の頬に当て乾いた音を鳴らした。
光 「っ…！大ちゃん…、！」
俺は山田の頬を叩いたんだ。
涼介「…、痛い…、」
大貴「俺もな。」
涼介「へっ…？」
大貴「今もそうだし、他の場合も。誰かが痛い思いしてる時は、絶対に他の誰かも痛い思いしてるんだ。お前の心が痛けりゃ、俺らだっていてぇよ。お前が笑えば俺らだって嬉しいし。感情も痛みも何もかも連鎖なんだぞ。誰かが痛い思いしなけりゃ、痛みなんて生まれねぇよ。」
圭人「…、けーとの達が笑ってたら、やまちゃんどう思う…？」
涼介「…、嬉しい…。」
光 「それでいいじゃん。感情って何よりも生きてる証だよ。」
涼介「…、、うん…。」
宏太「ちゃんと教えて、？山田の辛かった事、苦しかった事。荷物は皆で分けよう。」
侑李「…、今までごめんね…。涼介…。」
__ポロ…。
彼の瞳からはガラスの様な滴が。
やっと本当の気持ちを俺らに見せてくれたんだ。
*
それから、
あのマネージャーは処罰が下され解雇。
スケジュールの件で分かった事は、
俺らに本当のスケジュールが
送られていると山田は思っていて、
逆に俺らは送られていないから山田を誤解して。
イザコザが生まれたらしい。
まぁすぐに関係が元通り、
いや更に深まった俺らは山田を本気で介抱。
また時々精神科にも通いつつ山田の症状は回復。
あれから山田に本当何十時間謝ったかな、？w
でも彼はやっぱり彼らしい対応。
__皆は悪くない。助けてくれてありがとう。
こちらこそだよ山田。
自分の為に、そして俺らの為に
いつも頑張ってくれてありがとう。
これからもよろしくな。
Ｆｉｎ．
___________________________________________
リクエスト誠にありがとうございましたっ… ⋱✮⋰
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作者名：麗皐 | 作成日時：2020年8月29日 21時
