0が57個 ページ24
暗闇の中で彼の声が聞こえた。
「遅くなってすまない。守れなくてすまない」
そんなこと言わないで。
貴方はちゃんと来てくれたじゃない。
「お願いだから、死なないでくれ…」
私だって死にたくない。
今すぐそっちに行きたいけど、身体が重くて暗闇から抜け出せない。
ふと、私が死んだら彼はどうなってしまうのだろうと考えてしまった。
きっと自分を責めて、悔やみながら生き続けるだろう。
＿＿そんなの、嫌に決まってる。
でもやってこの暗闇から抜け出せばいいの…？
そのとき、口許に柔らかい感覚がした。
え……？
何故かどんどん暗闇が晴れていき、代わりに意識がハッキリしていく。
待って私、この感覚を知っている。
ちょ、ちょっとこれってもしかしなくても＿＿＿
『キ、ス…？』
口に出すと頬に熱があがった。
間違いない、この感覚キスに決まってる＿＿…！
一体誰が………
って、そんなの一人しかいない。
『降谷、さん』
彼の名前を口にしたときには、もう暗闇なんて晴れきってしまっていた。
代わりに、彼の顔がある。
「Aさん…」
『さっきはAって呼んでくれたのに…今はさん付けなんですね？』
「それはそっちこそ」
泣きそうに笑う彼。
私の大好きな降谷さんだった。
『ありがとうございます、助けに来てくれて』
そう言って微笑んだ瞬間、降谷さんに抱きしめられたのはきっと誰も知らない。
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江良(プロフ) - カイさん» コメントありがとうございます…！一気読みしていただきとても嬉しいです🥰小説の更新、お互い頑張りましょう！ (2022年6月10日 17時) (
レス) id: 1888b997ab (このIDを非表示/違反報告)
カイ - こういうど定番な夢小説はあまり読まない質なのですが、葛藤する安室さんが愛おしくて今日一気読みしちゃいました(*´艸｀*)私も安室さんとの夢小説書いてるんですが甘さが控えめなので、新鮮で最高です〜！ (2022年6月9日 13時) (レス) @page14 id: 6aad3c552e (このIDを非表示/違反報告)
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