0が50個 ページ17
酷い暑さで目を覚ました。
『ん………ここ、は…』
私は知らない部屋にいた。
面積は広くてマンションの一室のようにも見えるけれど、家具は何一つなくて殺風景。
そして気温がものすごく高くて、辛いほど暑い。
喉はカラカラだし、こめかみからは汗がとまらない。
『なんで私こんな……って、』
ハッとして、あることを思い出した。
伊集院先生のためにアップルパイを買って、彼女の家に向かおうとしたとき___私は謎の男に気を失わされたんだ。
「糸瀬A、覚悟しろ!」という男の怒鳴り声が脳で再生されて、寒気が走ったような気がした。
でもそれは気がするだけで、現実の私は暑さに魘されている。
『どうしよう、このままじゃ暑さで死んじゃう……。どうにかしてここから出ないと…』
しかし手足はきつく縛られていて、立つことすらできない。
それじゃあ一体どうしたら。
こういうとき降谷さんとかコナンくんだったら軽々と脱出する方法を思いつくのかもしれないけれど__残念ながら私は一般人。特別頭が良いわけでもないし。
『スマホは…やっぱりない。犯人はどうして私に___って、きゃぁぁあああ!!??』
とあることに気付き、私はありったけの声をあげた。
だってだって……私の他にもこの部屋で倒れてる人がいたんだもん!
その人は男の人で、気を失ってるいるけど息はしている………服装はラフな感じで顔は………
『え』
私は再び驚くこととなった。
『えっ、片野……!?』
最悪の別れ方をした私の元カレ・片野がいた。
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江良(プロフ) - カイさん» コメントありがとうございます…!一気読みしていただきとても嬉しいです🥰小説の更新、お互い頑張りましょう! (2022年6月10日 17時) (レス) id: 1888b997ab (このIDを非表示/違反報告)
カイ - こういうど定番な夢小説はあまり読まない質なのですが、葛藤する安室さんが愛おしくて今日一気読みしちゃいました(*´艸`*)私も安室さんとの夢小説書いてるんですが甘さが控えめなので、新鮮で最高です〜! (2022年6月9日 13時) (レス) @page14 id: 6aad3c552e (このIDを非表示/違反報告)
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