44. 証拠 ページ44
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『え･･･』
突然のことにびっくりしすぎたのか、
私は、声も出せずに抱きしめられたままになった。
松本さんも、最初こそ「寒い、寒い」って言ってたけれど、
いつの間にか何も言わなくなって、そのまま二人で黙ったままでいると、
「おい。」
その、聞き覚えのある低い声に、私が思わずビクッとなると、
「こんなとこでやんなよ。」
そう言ったのは櫻井部長で･･･
「邪魔すんなよ(苦笑)」
松本さんは、私を抱きしめたまま、そう答えた。
「あ･･･のっ！」
私がそこから抜け出そうと、もぞもぞしていると、
いつの間にか正面玄関が閉まる時間になったのか、
すぐ横のドアが開いて、総務の女の子たちが出てきて･･･
「･･･え？」
私たちを見て、びっくりした顔をしたまま、立ちすくんだ。
幸いなことに、その瞬間、松本さんの腕から解放された私は、
『だ、抱きしめられてたとこは･･･見られてないよね！？』
って思ったけれど、
不幸なことに、私のネックストラップが松本さんのスーツのボタンに絡んでいて･･･
誰も何も言わなかったけれど、密着していたことを表すには、十分すぎる証拠となった。
夜間出口のところで立ちすくんだままの私たちだったけれど、
ふと櫻井部長が見たこともないような笑顔と、
聞いたことがないような優しい声で、
「おつかれ。気をつけて帰れよ？」
総務の女の子たちにそう言うと、
彼女たちは一瞬びっくりしたような顔をしたけれど、
途端に頬を赤く染めて、
「お先に失礼しまぁす。」
そう言って、キャアキャアと小さな声で話しながら、歩き出した。
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ゆん*(プロフ) - しょうこさん» 翔くんが部長だったら、1時間早く出社して、1時間と言わず何時間でも残業したいです（笑）楽しんでいただけているようで嬉しいです。ありがとうございます！さて、2章からちょいちょいかまってきますので、お楽しみに〜♪ (2014年2月14日 21時) (
レス) id: 6cd285a405 (このIDを非表示/違反報告)
しょうこ(プロフ) - ゆんさん、また翔さんのお話書いてくれてありがとうございますm(__)m やっぱり、ゆんさんのお話楽しいです(>_<) 翔さんとのラブラブも楽しみにしてます(^o^) 翔さんにお疲れ様って言われたい!! (2014年2月14日 13時) (レス) id: a3f7ff901d (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - アキさん» Jがゆっくりと、確実にグイグイ来ますよ〜！本当に、嵐さんは5人とも信じられないかっこよさですよね♪あんな人が会社にいたら、仕事になりませーん(>_<) (2014年2月13日 19時) (レス) id: 74b136e570 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - いやーん、何処に？潤君はいつでもどこでもモテます。いやいや、嵐みんなか、、、 (2014年2月13日 8時) (レス) id: ed9bf767fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年2月11日 15時
