英雄と少女

19 ページ22

＊それでもゆるせないものなんだよ

＊...わたしはね たぶんにくいんだ

＊いたいんだ くるしいんだ

＊こんなことをいっておきながら

なぜか口から出てくる言うつもりのなかった、でも本当の気持ちに驚く

私は世界とその世界の歯車となる選択をした奴らに殺されたんだ


エピック「A？」



＊...ごめん きょうあさからちょうしわるくて

なんだか いやなことばかりおもいだすんだ

それにじぶんでもきづいてなかったようなこともくちからでできて...

まるで...

＊じぶんじゃないだれかが わたしをうごかしてるみたい

おじさんはそんなけいけん ある？

そう言ってエピックを見る

エピック「いや、少なくとも俺はないな、ただ..ひょっとしたらわかるかもってやつなら知ってるぜbruh」

＊だれ？

エピック「そいつとは知り合いなんだ、今度紹介してやるよ」

＊...わかった

じゃあその人に会うまでは消えないように頑張らないとな

エピックはまたクッキーを食べ始めた

...そういえば、まだ一度も水を飲んでなかったな

そろそろ水分補給しよう、持っていた水の入ったペットボトルを掴む

ボトッ

＊あ...れ？

今確かに掴めていたのに...体に力が入らない

あの症状と同じようなものだろうか

エピック「どうしたんだ？bruh」

＊なんでもないよ

きっとあれと同じ様にすぐ良くなるだろうから放っておこう

苦しくもないし、あの症状に比べたらいい方なんじゃないか？

あ、もう体に力が入るようになってきた

これなら大丈夫そうだな

そうやって安心した瞬間 物凄い吐き気がした

＊うっ！

エピックが焦ったように立ち上がる

エピック「やっぱりなんかあったんじゃないか！大丈夫じゃ...ないな、その顔色、今日は早く横になった方が

いい、部屋まで歩けそうか？」

首を横に振る

＊うぅっ... ゲホッ！

熱い 熱い 何かが込み上げてくる

＊カハッ ゲホッ ゲホッ！

ぼたぼたと口から黒い何かが垂れる

＊な...にこれ...ゲホッ うぇっ

エピック「なんだ..？これは」

＊うぇえ かはっ

ボタボタッ

あれ、これはちょっと...ま..ずいかも...

だんだんと視界が暗くなって行く

エピック「？おい！A！？」

エピック「ーー！ーー！」

エピックの声が私を呼ぶ中で、私は記憶は途切れた








ーーーーーーー

エピックside入ります！

質問とお知らせ→←18

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す