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□ ※ ページ17

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 先輩の顔、見えないな。




 めっちゃ見たいんだけどな。




 見えないんじゃなくて、見れないんだな。







 『善逸は、私のことが好───』

善逸「好き」






 苦笑する声が聞こえる。




 そりゃ好きに決まってんでしょうが。




 勢いで抱きついちゃったけど、幸せで仕方ないんだよ。





 先輩の俺に対する気持ちはまた別として。





 ……身勝手だけど。







 『昨日はごめんね。本当はね、腹が立ったの』

善逸「………なんで?」

 『そういうとこ』








 どうしよう……、さっぱり分からん………。






 必死で考えるも、先輩のため息を聞いて諦める。








 『本当は誰が好きなのか分かんないし』

善逸「だから俺は先輩が好きなんだってば」

 『昨日だって私と帰りたいとか言ったくせに存在忘れてたじゃん』

善逸「……………そゆこと、」








 なんだ、嫉妬か。






 そう思う反面、罪悪感が溢れ出す。








 『────私だって禰豆子ちゃんと喋りたかったのに……』






善逸「…………は?」









 えっ、そっち?あれ、俺じゃなくて??




 嫉妬って俺に向けて???




 は?何それ。








 少し、いやかなり腹が立ち、ほんのりと赤く染まっている先輩の耳を後ろから食んだ。









 『ひあっ、ちょっ…、なに……っ?!』

善逸「俺も言わせてもらうけど、俺以外の男と話してる先輩、まじで嫌いだから。その男共はもっと嫌い」

 『……耳っ、や……め…、』







 耳元で口を開けば、華奢な肩をびくつかせる。





 あ、ダメだ。これ止まんないやつ。








善逸「よくよく考えてみればお互い様じゃない?後輩だからって馬鹿にしないでよね」






 お腹に回していた手で、体をなぞるように上へと滑らせ、固く閉ざされている唇に触れる。






 こじ開けるようにして口内に中指と薬指を入れれば、先輩の可愛い声が小さく漏れた。







善逸「ね、嫉妬してたってことは、もしかして俺のこと気になってたりする……?俺の片想いじゃなかったってこと……??」

 『んあっ……ふぁ……ッ、ひが……う………』

善逸「違う?何が違うの??」







 何かを訴えるようにこちらを向いた先輩の目は潤んでいて、俺の自制心を強く煽った。








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設定タグ:鬼滅の刃 , キメ学 , 我妻善逸   
作品ジャンル:恋愛
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びっぐべいびー(プロフ) - 夕陽さん» 私も夕陽さん大好きです!!!!!おどおどさせます!!!!!有難うございます!!!! (2020年2月16日 22時) (レス) id: e79a92b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
夕陽(プロフ) - あああやっぱりびっぐべいびーさんの作品が好きです!オドオドする善逸がめちゃっ好き……。応援してます! (2020年2月16日 21時) (レス) id: 1027af9147 (このIDを非表示/違反報告)
びっぐべいびー(プロフ) - SPADEさん» めちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます! (2020年2月15日 23時) (レス) id: e79a92b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
SPADE(プロフ) - 好きです。めちゃくちゃタイプです。更新頑張ってください! (2020年2月15日 13時) (レス) id: eddc682581 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びっぐべいびー | 作成日時:2020年2月15日 10時

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