29.神は溜息を、、 ページ29
飛彩「あの秘書、バグスターだったとはな。」
CRに戻ってきたメンバーはクロノスの強さと、Aがまさかの裏切り者だった事に驚いて口々に好きな事を言った。
ニコ「あんな普通の人間みたいな綺麗なお姉さんのバグスターもいるんだね」
ニコは首を傾けながらポッピーを見た。
ポッピー「ニコちゃん、どう言う意味?!」
ニコ「だってポッピーは可愛いけど、どう見てもゲームキャラじゃん!」
永夢「黎斗さんは5年もAさんを秘書として側に置いていたのにバグスターだと全く気付かなかったんですか??」
黎斗「ああ。」
黎斗は興味なさそうにソファに足を組んで座ってコーヒーを飲んでいた。
大我「バグスターに気が付かねぇでよくゲームマスターだなんて言えたよな!」
ニコ「そーそー!一緒にクロニクル作ってるつもりが利用されてただけなんて、あんたも案外可哀想な奴だね〜!」
大我とニコがからかう様に言ったのを黎斗は静かな怒りの顔で見た。
黎斗「黙れ!」
ニコ「なんだよ?!本当のこと言っただけだろ?」
黎斗はソファから立ち上がるとニコを冷たく見てディスプレイの中へ入って行った。
ニコ「何、アイツ!ムカつくんだけど?!」
永夢「黎斗さん、本気で怒ってる、、」
飛彩「5年も一緒いた秘書に裏切られたんだ。当然だろうな」
大我「いや、アイツだってゼロデイの時から俺を騙してやがったんだぞ!あの秘書の事を言えた義理かよ!」
ポッピー「黎斗、、」
ポッピーは心配そうに電源の消えたディスプレイを見ていた。
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黎斗はため息をつきながらPCに向かった。
だが何もやる気がしない。
そのままぼんやりと画面を眺めてAの事を考えていた。
父の代からの優秀な秘書だった。だから疑う事もしなかったし、まさかバグスターだなんて思うわけもない。
クロニクルの完成の為に、一緒に究極のゲームを作る狂った夢を見ていると思っていた。
最初はそれだけだった。
ただ綺麗な女だと思っていただけだ。
でも、いつのまにかそのポーカーフェイスを崩してみたくなった。
どんなに甘い言葉を囁いても、近くで熱く見つめても眉一つ動かさない。
他の女なら簡単に落ちるシチュエーションにも全く動じなかった。
ゲームの攻略と一緒だ。
なかなかクリア出来ないゲーム程、何とかして攻略したくなる。
Aに対する気持ちは恋愛感情よりもそんな感覚だったのに、、
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大崎舞子(プロフ) - kojiさん» 最後までお読みいただきありがとうございます!大好きだなんて、、うれしいです!!大人セクシー路線の黎斗とグラファイト、お楽しみいただけて良かったです! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - Hyuiさん» 皆さんにご理解頂けるか謎過ぎたグラファイトとの関係ですが、ホッとしました! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - moon791さん» いつもコメントありがとうございます!とても励みになりました^_^書けば書くほどグラファイトを好きになって大変でした爆 またどうぞよろしくお願いします! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 双羅さん» 最後までお読みいただきありがとうございました!こんな夢主ちゃんを受け入れてもらえるかちょっと不安だったのですが、ありがとうございます!貴利矢も大好きなので頑張ってみます! (2018年6月12日 21時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - お疲れ様でした!相変わらずの素敵な神とグラファイトにやられます。いつも楽しみで仕方ないです!大好きです!爆 又楽しみにしてます! (2018年6月12日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おおさきまいこ | 作成日時:2018年5月17日 17時