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新学期が始まると早々に【文化祭】という学生生活の中でベスト３に入るであろう大きなイベントがやってくる。
”クラスで何をやるか”と飛び交う意見の中で最終的に辿り着いたのがカフェだったわけだけど、悪ノリする男子達の意見が汲まれたせいで我がクラスは一風変わったカフェをやる羽目になってしまった。
「・・・というわけで、一組は”あべこべカフェ”ということに決まりました！」
『名前ダサいな』
「それ俺も思った」
前に座る日向くんと小声で語らいながら、教卓に立つ文化祭委員のネーミングセンスに疑問を投げる。
「普通のカフェじゃつまらない」なんて言い出した男子達が提案したのは男女の衣装を入れ替えること。必然的にフリフリのメイド服を着ることが決定した日向くんは先程から青ざめた顔で頭を抱えていた。
・・・·ごめんね日向くん、
私ものすごく日向くんのメイド服姿が見たいよ。
「なぁ、A！部活の皆にはうちのクラス来ないようにしてもらおう！特に影山と月島！！」
『えぇっ、なんで？』
「嫌だよ！メイド服なんて絶対揶揄われる！」
『日向くん、可愛い顔してるからメイド服絶対似合うよ！私が保証する！』
「・・・いや、そうじゃなくて」
涙を溜めてお願いしてくる彼に対し、私はキラキラと瞳を輝かせていた。とんでもない自己中かもしれないけれど、脳内で膨らむメイド服姿の日向くんが可愛過ぎて情緒不安定になっているから許して欲しい。元々可愛らしい顔をしている日向くんはウィッグやメイクでどうにかすれば間違いなくレベルの高い女の子になると思う。
しかし、日向くんが皆に見られたくないと言うなら無理強いするのは良くないだろう。確かに月島くんなんて物凄く嘲笑いながら揶揄ってきそうだ。活き活きした顔が容易に想像出来る。
『分かった。なら私も言わないようにしておくね』
「本当？！ありがとうAー！」
『あとは皆がクラスに来ないことを祈るしかないけど』
私の台詞に表情を明るくすると、握ってきた両手をブンブン振って全身で喜びを表している。
細かな話を言わなかったとしても、結局来るか来ないかは皆次第になってしまうからあとは神頼みしかない。先輩達のことだから「来るな」と言うと逆に来そうな気がするが。ようやく笑顔になってくれた日向くんを見てしまうと妙に言いづらくて言葉を呑み込むしかなかった。
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惠音(プロフ) - kazo62さん» 永遠にならないようなるべく頑張ります....！笑。楽しみにしてくださってると思うとやる気もメキメキ湧きますので！ご期待に応えられるよう励みますので、これからもよろしくお願い致します！ (8月9日 17時) (
レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
kazo62(プロフ) - 惠音さん» ああああ本当ですか！是非よろしくお願いしますっっ永遠に待ちます！惠音様のペースで全然大丈夫ですので！これからも応援しています！頑張って下さい！ (8月7日 7時) (レス) id: b69daefb3c (このIDを非表示/違反報告)
惠音(プロフ) - kazo62さん» ドキドキして頂けて光栄です！月島くんのお話しもずっと書きたいと思っていたので！月島くん素敵ですよね！！まだ先にはなってしまうかもしれませんが気長に待ってくださると嬉しいです....！ (8月6日 21時) (レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
惠音(プロフ) - コパンダさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！キュンキュンしてもらえて嬉しいです....！完結までもうしばらく続きますので楽しんでもらえたら幸いです〜！！ (8月6日 21時) (レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
惠音(プロフ) - あもんさん» 無事に6章も終わりました！甘々を堪能頂けたでしょうか....？！7章も甘々なので引き続き読んでもらえたら幸いです！ (8月6日 21時) (レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：惠音
| 作成日時：2023年5月27日 19時
