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(影山side)
腹が満たされると途端に眠気が襲ってくる。このまま睡魔を受け入れるかどうかの選択を頭の中でしながらジュースを啜ると、窓際で談笑していたクラスメイトが声をかけてきた。なにやら含みを孕んだ表情で。
”寝る”という選択が自動的に消え、疑問を浮かべながら重い腰を上げた。僅かしか残っていない飲むヨーグルトを片手に当人の隣へ歩み寄る。
「なんだ」
「ほらあれ、大好きな彼女」
「一緒に居るの同じバレー部だろ？ちっこいの」
窓の外へ投げられた視線を追えば、見慣れたボールを追いかけるAの楽しげな姿。おそらく日向に「バレーに付き合ってくれ」とでも言われたのだろう。どう考えてもA相手じゃ練習もクソもないと思うが。
近くのベンチを陣取ってお菓子を頬張っている横田さんも誘われたのだろうが、どうやら必要ない審判の役割を自ら申し出たと見える。あの人はAとは対照的に無駄なことはやらずに受け流すタイプのようだ。
Aと日向の様子をしばらく眺めてみると、上手くボールが繋がらないやり取りに哀れみすら感じてくる。繋がらないのは、誰がどう見ても１００%Aが原因。もうあれをバレーボールと呼んでいいものかと頭を捻るくらいにはひどい有様だ。
「下手クソすぎんだろ」
どうしてああも明後日の方向へボールが飛ぶのか。傍から見れば飛んでいったボールを取りに行くだけの作業をしているようにしか見えない。以前話した「身体全体を使え」というアドバイスはすっかり頭から抜け落ちているらしい。これは再び鍛えてやる必要がありそうだ。
華麗なる空振りに笑みを零してストローを咥えると、階段に座り込んでいた男子生徒二人が妙な動きを見せ始めた。ニヤついた顔を見合せてしばらく話し合うと、上半身を僅かに前方へ倒している。まるで何かを探るように。「何やってんだ」と軽く流そうとしたそれは、男子生徒の視線の先を追えば見過ごすことなんて出来なかった。
＿＿＿Aが動くたびに揺れるスカートが、あいつらの標的になっているのだとすぐに理解した。いや、正確にはスカートの下か。
「・・・チッ、あのバカ」
一瞬にして広がる苛立ち。舌打ちと共に取り出したケータイの画面へ素早く指を滑らせ、コール音が鳴る前に耳元へ持っていく。無機質な呼出音を聞きながら掛けている当人を瞳の中心に入れ、”早く出ろ”と念を送る。
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惠音(プロフ) - 名無しさん» キュンですね〜！素敵なシチュありがとうございます！勉強会の話が終わったら、ちょいちょい物語動かしていこうかな〜と思っています！永山さんも登場する予定なので楽しんでもらえたら光栄です....！ (2月12日 19時) (
レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 欲望が抑えられないです (2月11日 23時) (レス) id: 5d4eebdee6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ほのぼの会やちょい甘な会もいいけど、最近出てこなくなった永山さんが影山にアクションかけて夢主ちゃんが不安になってちょっと永山さんと取り合い的なのしてそれでも夢主ちゃん以外に興味ない影山にカウンターくらって影山と夢主ちゃんの激甘な会が見てみたい (2月11日 23時) (レス) @page44 id: 5d4eebdee6 (このIDを非表示/違反報告)
惠音(プロフ) - Lunaさん» 大好きだなんて嬉し過ぎます....！性癖に刺さる影山くんになれていて良かったー！少しでも日々の癒しになれたら嬉しいです！ (2月5日 7時) (レス) id: eb865940ec (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 惠音さん» わぁー！お返事ありがとうございます！ほんと無限大です！！惠音さんのお話大好きです！！ (2月4日 23時) (レス) id: ae56522889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：惠音
| 作成日時：2023年12月9日 20時
