続き ページ13
まぁ、今日Aが用事あるのは知ってるので、その用事の付近に散歩しに行く。
んで、近くの飯屋で昼食をすませて、ショッピングモールをブラブラして、何もせずに帰った。
あれ、ロボロ女装させ損では？
いや、ネタになるからいいわ。写真は撮ってあるししばらくネタになるやろ。意外とノリノリやったしな。
そして家に帰ると、1通のLINEがくる。
Aねぇ、今暇?
シャオロン暇やで
するとAから電話がかかってくる。
「どないしたん、珍しいな」
『………』
ほんまに珍しい。Aは絶対もしもしは言うのに。
『今日、誰とおった？』
「え？」
『…女の子とおったやろ……』
み、見られてたんか！？これは作戦成功では……？
「おらんよ、友人とはおったけど」
『…男の？どう見ても男には見えなかったんだけど』
若干泣きそうな声で俺に問いかけるA。俺は性格が悪いので意地悪したくなる馬鹿な男です。
「……A、俺の友人事情興味あるん？別に友人と遊んだ、だけやん。
そんなに俺の事好きでもないんやろ？どうせ」
………いいすぎた。完全にの悪い癖。けど、若干思ってることだったりする。嫌いじゃないだけで、好きって言ってもらったことなくて、不安だった。
『…好きなんだけど』
「え？」
『好きなんだけど！シャオロンのこと！…なんでそんな事言うの！？』
「………え？でも、A、俺には嫌いじゃないとしか言ってくれなかったから…」
『…っ、好き、とか、恥ずかしくて言えるわけ、ない、じゃん…』
〜〜〜〜〜〜っ…はーっ…俺の彼女可愛すぎん？？？
「っごめん！その友人、ロボロ！」
『……え？ロボロ？』
「…Aがほんまに俺の事好きなのか不安で、好きって言ってくれたことなかったから、嫉妬を煽ろうかと……」
『っバカ！何してんの！』
「俺はAの口から好きって言って貰えて満足だから！ありがと！
俺も大好きやで！！」
『っやめろ！！』
『……シャオロンのそーゆー素直な、向日葵みたいな、明るいところが大好きなんやで
私がどれだけベタ惚れか、気づいてないんか。アホ』
「？なんかゆった？」
『ゆーてへんわ！』
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作者名：あおたん | 作成日時：2019年8月3日 15時
