【銀魂】ヤキモチ彼氏 (ページ9)

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彼氏:高杉晋助友情出演:坂本辰馬ページ9

彼氏:高杉晋助
友情出演:坂本辰馬

"早く来い"

たったこれだけのメールで

私は舞い上がって飛んで行ってしまう

そんなことを話したら、

辰馬に可笑しいって言われた。

『もっとォ

好きーとかデートしよー

とかのメールは無いがか？』

『ないよ。』

来るわけ無いじゃん。

あの晋助だよ？

絶対そんなことは送らない

『アイツは背が小さくて気も小さいがか！』

そうゲラゲラと笑う辰馬

『ちょっと！

晋助を笑わないでよ！』

そう注意しても辰馬はまだゲラゲラと笑っている

『おい、辰馬ァ

一体何が可笑しいんだァ？』

『いやのォ！

高杉の奴、背も気も小さいんじゃ！

きっとアソコも小さいに決まっちょる！

おまんもそう思うじゃろ？高杉！

…え？高杉？』

あーあ。やっちゃった。

汗をタラタラと流しながら晋助を見る辰馬

先程から辰馬は晋助に向かって話しており

もちろん内容は晋助の悪口に近いもの。

というかアレは悪口以外の何者でもない。

『ほォ…俺ァ色々と小せェみてーだな

なあ？辰馬』

真っ黒いオーラに身を包んだ晋助

辰馬はまさに蛇に睨まれたカエル状態

『ほ、ほんじゃあワシは失礼するぜよ！』

そそくさと足早に立ち去る辰馬

逃げたな、全く。

晋助をチラリと見れば目が合い

ニヤリと微笑んだ

…これは私もまずいな

『お前…随分と辰馬と仲良く喋ってたみてェだな

やっぱりあれかァ？

色々とでけェ方がいいのか？』

『ち、違うよ…！』

私がそう言うと、どう違う、と聞いてくる

『私は

晋助だから、好き…なんだよ』

素直な気持ちを伝えれば

『ほォ…

いいじゃねェか…

A、俺ァお前が好きだ』

これはでけェんだがな

そう言いながらｸｸｸと笑う晋助に

私も笑う

『それは大きくないとだめ』

でもこの大きさは

私の方だって大きいんだ。