【銀魂】ヤキモチ彼氏 (ページ42)

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彼氏:山崎退友情出演:志村新八ページ42

彼氏:山崎退
友情出演:志村新八

『ごめんなさい、僕…お邪魔ですよね』

『そんなことないですよ！

大勢の方が楽しいです』

ごめん、新八くん

悪いけど邪魔だよ

『そ、そうだよ新八くーん…』

あれ、俺ちゃんと笑えてるかな

せっかくのAさんの家の夕食お呼ばれしたのにメガネという邪魔がいることについても笑えてるかな？

いや、笑えねーよ！！！

何でいるの？！ねえ！！

『本当に新八さん、有難うございます

おかげで怪我しなくて済みました』

『いえいえ！そんな…』

実は今日、Aさんは階段から落ちそうになったところを新八くんが助けたのだ

そしてお礼を、と夕食に誘ったらしい

あー、俺が助けたかったな…

良いところ、見せたいし

…よし、今日こそはカッコイイところ見せるぞ

漢山崎、いっちょやったります！

『Aさん、手伝いますよ』

って、先越されたァァァァァ

ちょっと新八くん！

空気読んで！それ俺の役目！！

『いいですよ！お客さんですし！

座って待っていて下さい』

でも…、と食い下がろうとしない新八くんの肩を掴み座らせるAさん

なんか、嫌だな…

『俺が！

俺が手伝う！』

『山崎さん…？

大丈夫ですよ、有難うございます』

そう言うAさんの横に立つ

『ううん、やらせて！！』

有無も聞かず手を洗い、置いてある野菜を切る

だけど…

『…痛っ』

『だ、大丈夫ですか？！』

なんとまあ、包丁で指を切ってしまった…

俺すげーダサイ

半泣きな俺の指を消毒し、絆創膏を貼るAさん

ああ、失敗してしまった…

Aさんは落ち込む俺に大丈夫か、と声をかけてくる

『うん、大丈夫…』

そんな俺に
Aさんは息を一つ吐いてニッコリと笑った

『手伝ってくれて、有難うございます

山崎さん

私は嬉しかったですよ？

何か、その…』

新婚みたいだったじゃないですか

そう、小声で内緒話をするように話す

その照れた顔が

うつむく視線が

どうしようもなく君が好きだと実感させる

『Aさん』

『なんでしょう？』

『俺と、俺と…

俺と、結婚してください！！！』

絶対、君を護るから

幸せにするから。

『も、もちろんです！！！』

そう言ったAさんを抱き締めれば

甘い匂いが広がる

これから先、君と生きていきたいなあ＿＿＿＿

『僕…本当にお邪魔ですよね』

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一応この話、レジの女性と山崎の恋第三話です！