【銀魂】ヤキモチ彼氏 (ページ27)

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彼氏:坂田銀時友情出演:坂本辰馬ページ27

彼氏:坂田銀時
友情出演:坂本辰馬

『ねェ…何してンの？』

『あー！ぎんとき！』

『ホンマじゃ！きんときじゃ！』

今、俺の目の前にいるのは

べろんべろんに酔ったAと辰馬。

『辰馬…お前、コイツに飲ませた？』

『あり？いけんかったか？』

Aが酒に弱いことは知ってるはずだ。

なのにこの野郎…

『たつまー！ぎんときー！

テキーラいってみよー！』

『おー！』

『おー！

…じゃねェよバカヤロー

お前！下戸なんだから飲みすぎんな

もう水にしとけ』

そうして彼女からグラスを奪い

代わりに水の入ったグラスを渡す

『えー…やぁーだ！

ぎんときぃ意地悪しないで？』

顔を赤くして

俺に縋って

なんだお前。

やめろよな、俺が飲んでたら今頃やべーぞ

『きんとき！

そんな意地の悪いことォ言うな

A！飲め飲め！』

『やったあ！

たつま大好きー！』

酔ったAは今度は辰馬に抱きつく

おい、さっきまでは俺ンとこいたくせに

…そっち行くんじゃねーよ

『ダメだっつーの

ほら、もう帰るぞ』

Aを辰馬から引き離す

気が付くと辰馬はつぶれて寝ているし

もうコイツも帰って休んだ方がいい

『帰らないー！

あ、でもぎんときがギューってしてくれたら帰る！』

もう両手を広げてスタンばってるA

俺は

はぁー、とため息をつき

彼女の要望通り抱きしめた。

『ふふふ、ぎんとき

私ね、ぎんときが…』

俺がなんだ、そう思い彼女を見るが

規則正しい呼吸をしている。

どうやら眠ってしまったようだ

『ったく…

俺がなんだよ…』

でもそんな彼女も愛しく思え

お酒の味のする唇に自分のを重ねた

長ければ長いほど

深ければ深いほど

”A”という度数の高い酒に酔いしれる