【銀魂】ヤ キ モ チ 彼 氏

彼氏:沖田総悟 友情出演:土方十四郎 ページ15

彼氏:沖田総悟
友情出演:土方十四郎





『だーかーら！！

何でマヨネーズかけるんですか！』


『かけたほうが美味いに決まってンだよ』


あぁ…人選を間違えた


土方さんがマヨネーズをかけているのは私が作ったオムライス

何回も練習して、やっと綺麗な形で完成するところまで出来たため、

とりあえず他の人に味見してもらいたくて土方さんを指名した


なのに…なのに彼はケチャップではなくマヨネーズをかけた！

しかもたっぷりと！

味音痴にも程がある

ザキか近藤さんにすべきだった


…それに、

総悟に美味しいって言ってもらうために頑張って練習したから…

ちゃんとした評価が欲しいな


『…って！

まだかけてるんですか？！』

土方さんの腕を掴み、マヨネーズがかかるのを阻止する

『おい！離せ！お前も食えばわかる』

そう私の腕を振り払い食べさせようとする

『ほら、口開けろ』

スプーンを私の口と前に持ってきもめていた時、


『へぇ…

随分と仲良くやってるじゃないですか』


壁に寄りかかる総悟がいた


『そ、総悟…？』


『あ？別に仲良くなんてやってねェよ』


土方さんのことをジッと睨み

そのままつかつかと土方さんの前に行く


『アンタにその気があろうがなかろーが

Aは俺のだ

手、出さねェで下せーよ』


ニヤリと微笑んだ

土方さんは分かってるよ、とだけ言い

部屋から出ていった


『これ、土方のために作ったのかよ』

総悟が指をさしているのは私が作ったオムライス


『これは、確かに土方さんに作ったけど…でも『ふーん

そんなにお前も土方がいいのか』


総悟の顔は怒っているのか、悲しんでいるのか

良く分からない


『違うよ、総悟』


『何が違うんでィ』


恥ずかしがってられない

ちゃんと、理由を言わなきゃ


『総悟のために、練習したの

美味しいって言ってもらいたくて

食べてもらいたくて』


私の言葉に目を大きく開く

総悟はそうか、と呟き

オムライスの乗ったスプーンを掴み、口に入れた


『…マヨ臭くてかなわねェ


早く新しいの作れ

これじゃァ味も分かんねーよ』


ﾌｯ、と笑う


私も自然と笑顔になった



『うん、今すぐ作るね！』

彼氏:坂本辰馬 友情出演:坂田銀時→←彼氏:高杉晋助 友情出演:神威

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