喉笛ってどこのことだっけ。 ページ26
、
私の目の前の空間は見事なまでに喰らわれている。
やっばぁ…目の前で空間歪んだの初めてぇ…(そりゃそう)
とか思ってたら、喉元に羅生門。
おっそろし。
「ッ平塚ちゃん!!お前、平塚ちゃんを離せ!!」
捕まってないんですよ。喉元に凶器があるだけで、ええ。
「おい、人虎。貴様のお仲間2人は、無事逃げたようだな」
「それが何だ…!?」
「この女が居なければ、そのお仲間はどうなっていた?」
「ッ、それ、は……」
「今、この女は僕が何時でも殺すことができる」
この女って呼ぶな、名前で呼べ名前で。
平塚らいてふ(偽名)だぞこちとら。
アッ嘘ですすみません外套良い香りする顔面国宝。
「人虎、貴様は誰も救えぬのだ」
「僕だけだったら、谷崎さんたちも……平塚、ちゃんも…?」
「然り、それが貴様の業だ人虎。貴様は、生きているだけで…」
「ッ…」
シリアスって最高。
割と原作より(?)だろうし、よしよし。
あっ違う。谷崎君の細雪の発動チャンス逃してるわこれ。
相当やばかったわ。ごめん谷崎君。
「周囲の人間を損なうのだ」
飛び出した羅生門が、敦君の横の地面を抉った。
「僕の羅生門は悪食、凡ゆる物を喰らう。抵抗するならば、次は脚だ」
敦君が座り込む。
「な、なぜ?どうして、僕が…」
「…大丈夫」
「え、ッ?」
暑いも冷たいもクソもないはずの布が、ひやりと首筋に当たる。
「大丈夫。貴方は、強い」
残念、ナイフよりも恐ろしいもんが大海賊時代にはあったよ。
「走れ敦!!」
敦は激怒した。
「玉砕か……詰まらぬ」
必ず、かの暴虐悪食の狗に立ち向かわねばと決意した。
「…知ッてた、平塚ちゃんがやッたことだから」
敦には闇が判らぬ。
「僕、約束は守る」
人を救えという教えの元、痛みの元生きてきた、ただの凡人である。
「ぐわァァァァァァ!!」
足を喰いちぎられたこともなければ、
「右足が…再生した!?」
その傷が回復する様を目の当たりにしたこともない。
「そうこなくては……【羅生門 叢】!」
だが、正義感と人情には、人一倍篤かった。
「は〜い、そこまで〜」
俺のトモダチ!でてこい、えすえすあーる!!(文マヨ爆死)→←標識(賢治くん)とビンタ(やつがれくん)ってどっちが痛いかな。
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作者名:れれりるれよ。 | 作成日時:2023年10月5日 21時