シスコン…ブラコン…ロリコン…… ページ18
、
「つ、つまり…?僕等に斡旋する仕事ッていうのは…此処の…?」
「そういうことデショウね」
太宰さんはクス、と笑う。
クソほど格好いい。
彼は、手を広げて言った。
「武装探偵社へようこそ」
…ようこそ、か。
「うふ、よろしくお願いしますわ」
「い、痛い!そこ痛いってばナオミごめん、ごめんッて!」
谷崎潤一郎──異能力『細雪』
その妹、ナオミ。
「ぼ、僕らを騙すためだけに…こんな大掛かりな仕掛けを?」
「この位で驚いてちゃ身が保たないよ?」
激しく後退する敦君。
ムーンウォークやらせたら上手そう(偏見)
「いやいや!こんな無茶で物騒な職場、僕、無理ですよ!ねェ平塚さん!!」
「…ワタクシは15歳、貴方の方が年上デショウ」
だから平塚さんじゃなくていいんだよ?
不審者なのは否定しないけどちょっと距離を感じて寂しいよ?
「そうだッたの…!?!?じゃ、なくて!!」
「……まァ、物騒だとは、思いマス」
太宰さんはうーん、と唸る。
急にかわいくなるやん何それ。
「君が無理と云うなら強制はできないね」
敦君は救われたような顔をした。
残念だったね、この人上げて落とすんだよ。
「となると君が住んでいる社員寮は引き払わないと。
あと寮の食費と電話の払いもあるけど…大丈夫?」
可哀そうな敦君だなぁ。
「で、君はどうする?平塚ちゃん」
「……ご検討致しマショウ」
まぁ、答えは決まりきってるけど。
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作者名:れれりるれよ。 | 作成日時:2023年10月5日 21時