お祓い行こか？ ページ11
、
街中を歩く、夕暮れ色の目をした白髪の男の子と、
長身の包帯塗れと、
白髪白スーツ仮面の女。
ハロウィンでしょうか？
いいえ、只の平日です。
目線はすごいけど、慣れてるのでへーきへーき。
某忍術学園は割と転生初期で、現代の概念を大量にぶちまけたら変な目で見られたなぁ。
あ、ちなちゃんと敦君に自己紹介は済ませてます、昨日。
月明かりに照らされた仮面のピエロ(？)は相当怖かったらしい。
「まさか、ワタクシにも職を斡旋してくださるとは！」
「当然のことさ。敦君も安心し給えよ」
「あの、それ、試験とかあるンですか？」
「う〜ん、２人とも、読み書きできる？」
「まァ…」
「ある程度はできマス」
とはいえ筆記試験じゃないでしょ知ってる。
「まァ任せ給えよ。我が名は太宰。社の信頼と民草の崇敬を一身に浴す男…」
「ここに居ッたか！！」
あ、楽しみにしてたやつ来る！
「この、包帯無駄遣い装置！！！！」
「国木田くん、その呼称はどうかと思う…」
草生える。
これと帽子幹部さんのあれとを聞くために生きてるといっても過言じゃない今。
そして何呪いの電話って。
苦情の電話に混じって凄いの来てない？
大丈夫？お祓い行こか？
「この非常事態に何をとろとろ歩いて居るのだ！速く来い！！」
「非常事態？」
「探偵社に来い！人手が要る！」
「何故デス？」
「爆弾魔が、人質連れて探偵社に立て篭ッた！」
ほらね、筆記じゃない。
映画って馬鹿みたいに泣けるやつあるよね。→←弱肉強食修羅の世界
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作者名：れれりるれよ。 | 作成日時：2023年10月5日 21時
