格差 ページ4
先輩に引きずられるように渡り廊下を抜け、普通科練とお別れした
本当に同じ敷地内なのか不思議なほどにアイドル科練への道は遠い。
そういえば、どこに連れて行かれるんだろう…
アイドル科の職員室だろうか…
どっちにしろ私は踏み入れてはいけない領域にいるのに変わりない…
そう考えるだけで胃がキリキリと痛んできたのでなるべくお魚たちのことだけを考えるように努めた
「おじゃまします…♪」
まるで友人の家を訪ねているように先輩は軽やかにノックしてドアを開けた
「…深海、貴様何の用だ。まったくなんだその入り方は礼儀がなっていないそれに「すみません…おはなしがあってきました〜」
俺が語っているというときに貴様…！」
蓮見副会長は不完全燃焼だと言わんばかりに眉間に皺を寄せた
「あたらしいぶいんさんです…☆」
さっきまでしんかい先輩の背中にすっぽり隠れていて見えていなかったらしく急に室内に現れた普通科の、しかも女子生徒にはさすがに度肝を抜かれたらしい。
さながら思考回路はショート寸前というところだろう
「貴様…よほど俺の話が聞きたいようだな…！！」
「すみません！！」
反射で謝罪、お辞儀。悲しいかないつの間にやら身についてしまっていた
冷や汗ダラダラで床を見つめる
うう…よりによって蓮巳副会長のいる生徒会室とは…
早く部室に戻りたい…次の会議に向けて会計報告書つくらなきゃだし、あと声楽科にお届け物あるし
あ、飯田先輩が今日緑化委員だから仕事任されたんだっけ先輩の担当は音楽科とアイドル科だったな
…忘れてた
「し、失礼しました！！」
再び、体を起こして再度お辞儀して生徒会室から脱兎の如く抜け出して来た道を早歩きで引き返した
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たまたま(プロフ) - とっても面白いです！！続きがとても気になります！！更新いつまでも待っています！！！ (2017年11月30日 18時) (
レス) id: 0907e86698 (このIDを非表示/違反報告)
捺兎(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます！ぼちぼち更新していくのでお付き合いいただけるとうれしいです！ (2017年1月14日 9時) (レス) id: eac5e5bda4 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年1月12日 22時) (レス) id: 12000f4fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：捺兎 x他1人 | 作成日時：2016年12月24日 23時
