6人目の天才 (ページ23)

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アイドルを数値化しマニュアル化して序列化していく。

順番はしたから、B1、A1、S2、S1、SS。SSが一番上だ。

中心にいるのは、fineだった。

ドリフェスには一般生徒は参加不可能で、

アイドルユニットしか参加できない。

大半が個人である五奇人では圧倒的不利であったが、

真っ先に向かったのは自らのユニットを持つ、宗だった。

Valkyrieが、たった今、『聖少年遊戯』を披露をしていたが、

生徒会の何者かが音楽を切った。

機材トラブルになっても何もできない様子だと思い込んだ

その場にいた多くの一般生徒は失望した。

舞台裏にいた叶恵は、宗、影片みか、そして二兎なずなを見た。

3人は何もできずに突っ立っていることしかできなかった。

叶恵は聞こえなかったが、五奇人を馬鹿にする声も、観客席からは聞こえた。

カーテンが、どんどん下がっていく。

Valkyrie、そしてfineがすれ違う瞬間、

英智は宗にとあることを言う……………

その時、宗は何かに怯えるかのようにしゃがんだ。

みか｢お師さん!?｣

叶恵｢……………しゅ、う、くん?｣

みか｢叶恵! お師さんが!｣

そして、表舞台ではfineが圧倒的な支持を得たかのように輝く。

叶恵は今まで言われてきた英智からの言葉は

ただ単に自分を喜びに飲み誘う呪いだと知り、

そこから、少し英智と距離を取るようになった。