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書類を受け取り、はぁ、とため息をつく。
それは所在が不明な本が多く、
一つの分野の本だけなぜか丸っとなくなっている。
秘密の書庫があるのでは、と予測する。
と、再び英智くんゲージが鳴る。
そろそろ帰らなければならない時間らしい。
英智｢よければ叶恵も送るよ｣
叶恵｢え、悪いよ!! それに大丈夫かな、怒られない?」
英智｢平気だよ」
叶恵｢うーん、じゃあ、お願いしようかな｣
英智｢じゃあ、一緒に下まで行こうか｣
つむぎ｢うん! 今度、また体がいい時に少し遊べたらいいね!｣
NO side
下校中の朔間 零は、校門で話す3人の姿を目にした。
青木 つむぎ、天祥院 英智、そして柁原 叶恵。
英智｢また3人で語り合おう｣
つむぎ｢えぇ! また今度! 叶恵ちゃんもね｣
叶恵｢うん。また明日!｣
そう言い、2人は車に乗ってしまった。
零(あいつ……………確か……………)
つむぎは零から見て右側へ、英智と叶恵は車で左側に行ってしまった。
零が行くと、まっすぐ帰るつむぎの姿しか目に入らなかった。
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作者名：星空ブリキ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Buliki/
作成日時：2023年4月7日 10時
