何処か歪な愛の話。(あんスタヤンデレ短編集)

愛の"答"(遊木 真) ページ11

遊木 真said.


｢＿＿＿っ...！｣
　


｢おかえり〜！Aちゃん♪｣



また死 ぬことができなくて、絶望している様子のAちゃん。




Aちゃんは此所に閉じ込めてから、食事すらしない。何一つ自分から口にしたことがない。




それで定期的に瀕 死状態になるから、僕が毎回助ける必要があるんだよね。





＿＿＿でもね、Aちゃんがどれだけ死 にかけても、何度だって僕が生き返らせてあげるから。救ってあげるから助けて出してみせるから。







......だけど、そろそろ素直になってくれても良いんじゃないかな？嫌でも受け入れちゃえば楽になれるのにどうして拒否するんだろう？







＿＿Aちゃんは、あと何回死 ぬつもりなの？






でもこんなにも僕は幸せなんだよ。だってAちゃんが僕だけ見つめる瞬間はとても満たされるし、異常な程に興奮してしまう。まるで今までの僕じゃないみたいに、可笑しいかもしれないけど正常なはずで。まあそんなことはどうでもいいや。





＿＿＿ねぇ、泉さんは正しかったんだね。こんなにも簡単なことだったのに...、どうして僕は気づけなかったのだろう｡






最初はAちゃんに嫌われたらどうしようとかずっと考えてたけど、思いきって実行してみてよかったよ。






誰にも隔てられない、Aちゃんをずっと独り占めできる環境。これほどまでに幸せなことはないね。こんな毎日がとても愛しい。大好きだよ。

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