【あんスタ】目が眩むほど美しいステージで君を待つ。【2】

夢を見るから明日は来る。 ページ37

(.....実力はあるし、伸び代も無限大、なんだけど...)



｢うーん、じゃあさ｣


｢なになにっ！！｣


グイっとAに詰め寄るスバルをAは軽く外に押し戻す



｢今は無理だけど。正直貴方の実力知らないから分からないのよね...今年の金星杯の出場権を獲得して、そこで私を満足させられるライブが出来たら....Edenに入れてあげる｣



｢金...星..、うん分かった！そのライブでAちゃん先輩を絶対認めさせてやる〜っ待ってろEden！｣



こうなったら今日も自主練だ〜！と騒がしく走り去るスバルを見てAは苦笑を零した








｢酷いですねぇ。いたいけな産まれたての星になんて残酷な...｣



｢あら。嘘は言ってないわよ、渉....その泣き真似鬱陶しいからやめて｣



どこからともなく現れた渉は最初から聞いていたのか大袈裟に泣くふりをしてハンカチで目元を拭う



｢貴方が満足するライブなんてハードルが高すぎます.....初めからEdenに入れる気はない、と｣


｢そうね。そういうことにしておいてくれるかしら｣


｢可哀想に....あれだけ懐いてくれている後輩にも貴方は冷たいのですね、よよよ...｣


｢泣き真似うざいって。貴方こそ...えーと、ひだかくん？だっけ？いいの？｣


｢はて？何のことでしょうそれよりも今から映画でも見に行きませんか ああ知り合いから頂いた舞台の席もあるのですが...☆｣


北斗の名前を出すとケロリと泣き真似を止めて話を逸らす


後輩に都合が悪いのお互い様だったりする

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