五里霧中/2 ページ28
すると、瀬名先輩は私の表情に気づいたらしい。「あんた、俺の言ってること分かる？」「どんな理由でも人をいじめちゃだめってことですよね！」ハキハキ答えたら彼は、まあそうだけど、と視線を落とした。
「みんな、「悪い奴を貶めればいい」なんてさぁ＿＿＿＿正義を、履き違えてるんじゃないの。そうじゃないでしょ。正直、復讐とか報復とか、都合のいい言葉を並べたてて楽しんでる奴らが大半。残りは「自分たちが正しい」とか勘違いしちゃってる馬鹿と、「周りが言ってるから」って流されてる奴らばっかりだからねぇ、あんたをいじめてる奴らは」
「ん〜、回りくどいっ！A、セナは「他の奴らのいうことは気にしなくていい」って言ってるんだぞ。大丈夫、おれたちはおまえの味方だから！」
いつの間にか瀬名先輩の肩にのしかかって、月永先輩は言った。あれ、なんか私落ち込んでる風に見られてる？
「えっと、気にしてませんよ。だって私、何にもしてないんですもん！皆の言ってることは事実じゃないのに、気にする必要ありますか？」
心配しなくても大丈夫ですっ、と胸をはると、何故か凛月先輩に笑われた。
「Aって本当さぁ……」
くすくすと笑う凛月先輩につられたのか、月永先輩もにぱっと笑う。「おまえのそういうとこ、大好きだぞ！愛してる☆」なんだか馬鹿にされてる気がしないでもないけど、褒め言葉だと思おう。
「あ、あとセッちゃん先輩。もりちあ先輩もニナの味方だけど、ひどいことはされてないし、いい人だよ？それに、ニナは可愛いから……ニナに好かれたい！とか、ニナのためにって私に嫌がらせしてくる人もいると思う」
人のことを考えられるのは素敵なことだけど、そんなやり方はあんまりよくない。私でも分かることだ。
「守沢？まあ、守沢やゆうくんたちみたいな一部の奴らは本当に真面目に動き回ってるみたいだけど、あいつを信じちゃってる時点で同じだから。それに、可愛いからって間違ってる奴を味方していいわけないでしょ。ねえ、なるくん？」
「……ええ、そうね」
何やら眉を下げて、嫌なことでも我慢するように鳴上先輩は頷いた。
「なるお姉ちゃん、大丈夫？具合悪いなら保健室行く？ベッドふかふかですよ！」
「そんなこと言って、Aちゃんが寝たいだけでしょ。……大丈夫よォ、ちょっと嫌なことを思い出しただけ」
それより、と鳴上先輩は声を張り上げ手を打った。
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＊雫莉＊⇔梓(プロフ) - ぷかぷか先輩がニナちゃんの香りを…消そうと…翠くんに水を掛けたところで何かぷかぷか先輩かっけぇ…ってなりました(表現あってるのかな…；；) (2018年4月6日 1時) (
レス) id: 9615cd5628 (このIDを非表示/違反報告)
無気力兎 - ヤバイなずにゃんヤバイイケメンヤバイ (2016年11月12日 19時) (レス) id: eaf91ea410 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎(プロフ) - まめだいふくもちさん» 溶けないでくださいよ？！笑こちらこそ続編もたのしませて頂きます！！ (2016年11月6日 10時) (レス) id: fb501c66b2 (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - 霧崎さん» やったぁありがとうございます♪( ´▽｀) そこまで言っていただけると嬉しくて溶けます笑 頑張ります〜！続編でもよろしくお願いします！ (2016年10月29日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - 芽卯さん» わ〜！ありがとうございます…！！夢主さんたちだけでなく私まで応援ありがとうございます、そのお言葉のおかげで頑張れます♪( ´▽｀) (2016年10月29日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
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