Supporter/1 ページ24
＿＿＿＿『これいじょう『なにか』するつもりなら……ほんとうに、ここにはいられなくなりますよ』
最後、深海先輩はそう言って去っていった。いやあ、これは嫌われてるよね。さすがあの守沢先輩率いるユニットのメンバーだけあって、正論な上に言葉の重さは半端じゃなかった。
でも、そうだよね。一旦停学は免れたけど、またニナがうまく言いくるめて停学にさせようとしてくるかもしれない。助かったわけじゃない、証拠集めのためのスタートラインから引きずり出されなかっただけで、まだ何も出来ていないのだ。
なら尚更、ニナが何をするか分からないからこそ私はあまりやりすぎちゃだめだよね。停学にならない程度に、ほどほどに怪しく……。やっぱりレッスンぐらいはちゃんと受けよう。ファンクラブの人たちだって、仕事だしそれぐらいは許してくれるはず。まあ、いい顔はされないだろうけど。
あとあと、できることなら会長にいい渡された「期間」内に証拠を全て集めたい！
証拠集めは手分けしてやっているし、もうすでに一つ手にいれているんだから、あとは屋上事件の証拠と本人からの暴露があれば充分だ。でも、凛月先輩が言ったその3つ以外も集めていて損はない。
ああもう、誰かに話したい！解決法を教えてもらいたいわけじゃなくって、話すだけで良いんだ。
そう、少し思案したときだった。頭の中に一人の姿が浮かぶ。……そうだ！
「音太郎さん！」
昼休み、渡り廊下に面した中庭。
あのとき彼と出会った場所まで来てみれば、奇跡的に彼と出会えた。
「待っていたぞ」
「また話そう」なんて約束したはいいものの、場所も日時も指定してなかった彼と会えるはずがない。けれど、僅かな望みをかけて訪れたそこで前と同じホラー仮面に黒いマントを着込んだ「音太郎さん」の姿を見つけた私は、つい駆け出してしまった。
「音太郎さん、もしかしてずっと待っててくれぅえっ！？」
「……っと、危ないな。転んで頭でも打ったらどうする」
「よろけただけだからセーフですっ！それより、やっぱり音太郎さんってすごい優しいですねっ」
彼と話していたら、知り合いと話しているみたいでなんだか安心してしまって、頬が緩む。そんな私を見て、音太郎さんは口を開いた。
「前回の話の続きを聞きたいのだが、話せるか？」
場合によれば力になれる、という彼に、私は力いっぱい頷いた。
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＊雫莉＊⇔梓(プロフ) - ぷかぷか先輩がニナちゃんの香りを…消そうと…翠くんに水を掛けたところで何かぷかぷか先輩かっけぇ…ってなりました(表現あってるのかな…；；) (2018年4月6日 1時) (
レス) id: 9615cd5628 (このIDを非表示/違反報告)
無気力兎 - ヤバイなずにゃんヤバイイケメンヤバイ (2016年11月12日 19時) (レス) id: eaf91ea410 (このIDを非表示/違反報告)
霧崎(プロフ) - まめだいふくもちさん» 溶けないでくださいよ？！笑こちらこそ続編もたのしませて頂きます！！ (2016年11月6日 10時) (レス) id: fb501c66b2 (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - 霧崎さん» やったぁありがとうございます♪( ´▽｀) そこまで言っていただけると嬉しくて溶けます笑 頑張ります〜！続編でもよろしくお願いします！ (2016年10月29日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - 芽卯さん» わ〜！ありがとうございます…！！夢主さんたちだけでなく私まで応援ありがとうございます、そのお言葉のおかげで頑張れます♪( ´▽｀) (2016年10月29日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
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