波乱のレッスン/3(sideニナ) ページ33
＿＿＿＿会議終了後。あいつと二手に分かれて、私はknightsのレッスンを見ていた。
「では、一旦休憩にしましょう」
そう言うと、全員の肩の力が抜ける。凛月がばたん、と床に倒れこんで、朱桜もへたり込んだ。
「な、なかなかハードなのですね、ニナさん……」
「素敵なパフォーマンスをするには必要なことだよ、司くん」
にっこりと笑って、そう返す。……これぐらいで根をあげてるようじゃまだまだよねえ。ダンスも歌もそこまで上手じゃないあんた達に付き合ってあげてるんだから、むしろ感謝してほしい。
やるなら、徹底的に。あんたたちがどうなろうがどうでもいいけれど、今後のために……「頑張ってる」風に演技しなくちゃいけないもの。
「ではみなさん休憩していてください。私は飲み物を買ってきますね」
飲み物を買ってくるついでに、このあたりの様子を観察して……あいつをどう陥し入れようか考えましょうか。地形も、人も、利用出来るものは利用する。
そう思って扉を開けようとすると、肩を掴まれた。振り替えると、瀬名の姿。
「ニナはここにいて、俺らが買ってくるから。ねえ、かさくん？」
「わ、私ですかっ？は……はい！ですからニナさんも、休憩なさっていてください」
「でも、司くんたちこそ」
何故か驚いたような顔をする彼に苛立ちを覚えながらも、心配げな顔を見せる。と、後ろから名前が呼ばれた。
「スオ〜たちは良いのっ！それよりニナ、こっちこいよ〜♪」
「遠慮してないで、休憩時間ぐらいお喋りしましょ♪」
「膝枕してよ〜、そしたらやる気出すから……♪」
皆が、私を求めている。＿＿＿＿なんて。本当にそうなら、聞こえは良いけど。
日々樹に言われた、knightsへの警戒を促す言葉。それが本当なら、彼らは……私に怪しい行動をさせないようにしている？
さりげなく、この部屋から出さないようにしたようにも思える。それなら随分と警戒されてるわねえ、滑稽だわ。
……でも、残念。だからといって、私が何も起こせないとでも思った？
なにかしらの事件を起こして、Aに罪を被せる。でも……ここで、あいつを停学にはさせないわ。もっと苦しんでもらいたいの。
今回の目的……あいつに罪を被せて、「もしかしたら本当にあの子が？」と一瞬でも思わせることが出来たら、重畳。その隙を突いて、貴方たちも取り込んであげる。
そのためにどうしようかしら、と私はこっそり唇を舐めた。
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ミー(プロフ) - マジで渉どっちかわかんなかったです笑笑 (2017年8月15日 14時) (
レス) id: 9cb245a304 (このIDを非表示/違反報告)
蒼狼(プロフ) - 作品めっちゃ面白いです！Twitterの方でフォロー（？）しました！ (2017年7月9日 19時) (レス) id: c6b79d49da (このIDを非表示/違反報告)
風夏 - 泣きました。ガチで泣きました。みかちゃん良い人すぎて凄い！これからも、面白い作品ヨロシクお願いします！ (2017年6月30日 21時) (レス) id: c04ac3408a (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - かぜかなたさん» 返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。当方、あんスタを知っている前提でお話をかいているので、分かりにくい箇所もあったかもしれません…。ぜひこれからあんスタについて詳しくなって、また読んでください(*'▽'*) (2017年3月11日 23時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
かぜかなた - あんすたあまり知らないので、初心者でもわかるような内容にしてもらいたいです。 (2017年3月3日 23時) (レス) id: 4812fd1ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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