【花より男子】花沢類の幼馴染(男主) (完) (ページ32)

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静の誕生日パーティーページ32

「おお、何、迎えにきてくれたの？」

類「うん」

今日は静の誕生日パーティーだ。
しっかり正装して、我が家を出ると類が待っていた。

「いつからいたのさ」

類「さっき着いた」

「ふーん、斎藤さん。
ごめんね、今日は類の車に乗せてってもらうわ」

「かしこまりました」

もう、斎藤さんに頼んでたのに申し訳ないじゃんか。
まっ、類と2人で行けることだし嬉しいけど。

「ごめんね。会場までお願いします」

「とんでもないですよ。Aお坊っちゃん」

ニコニコとお馴染みの井上さんに挨拶した。
昔から類の運転手は優しくて小さい頃から大好きな井上さんだ。

そのまま、乗り込み発車する。

「はぁ…、今日も色んな人の接待しなきゃいけないんだろうな～」

憂鬱。

類「まぁ、静だしね。
それなりの人間はいるでしょ

俺の側から離れなかったら、守ってあげれるよ」

「あー、じゃあ、離れないようにするわ」

クスクスと笑う井上さん。

なんか、恥ずかしいな。
まあ元から離れるつもりはないけど。
ほんとに類に頼りきっちゃってるな。

優「ちょっと‼つくし、もしかしてあれが道明寺⁉」

牧「ちょ、しーーーっ‼優紀」

美「あれ？牧野じゃん！
なんだよ。おまえも招待されてたのかよ」

F5でいつも通りの一緒にいると、牧野の声がした。

総「お、牧野じゃん。

隣にいるのは…優紀ちゃんだっけ？」

牧「やめて下さいっ！
私の友達にッ優紀あんた、こんな人と付き合ったら妊娠させられちゃうよッ」

総「その辺、ぬかりはないよ。
慣れてるから」

ピースするとこじゃないよ総二郎。

はぁ、、頭が痛くなってくる。

総「静？その辺にいたよな司」

司「……しらねぇ」

バッチリ合った2人の視線。
こりゃ、なんかあったか。

牧野は呆然と立っていた。

「…類。食べに行こーよ」

類「そーだね」

「あ、あのっ「ごめんね、今忙しいから」

有名なモデルだろうか、近づいてきた女をすかさず類が突き放す。

「…あれぐらいだったら、自分で対応できるんだけど」

「いいじゃん、ほら食べに行こ」

なんだかんだ、俺に甘い気がするんだよなぁ。