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カレカノ ページ10
練習を終え、着替えて、外に出る。
三年マネージャーの清水先輩が残してくれたメモにより(本来は一年の谷地さんに向けたものだそうだが)私はなんとか臨時マネージャー業を無事に終えることができ、恐らく騒ぎながら着替えている男子バレー部員を待っているところである。
一人で帰ろうとしたのだが、暗いから送るとイケメン発言した縁下くんに止められ、今ここにいるのである。
ボーッとしていたのか、ふと前を見ると大勢で歩いてくる男子部員。縁下くんが駆け寄ってきて「待たせてごめん」と申し訳なさそうに謝ってくる。「ううん、そんなまってないよ」と言ったときカレカノみたいだと想像して顔が赤くなる。とりあえず暗闇に感謝して、歩き出す。
私に歩幅を合わせてくれているのだろう。
大分ゆっくりとした時間が私達の間を駆け巡る。それはとても心地よくて、ふわふわしていて、二週間前の私には想像もつかない未来だった。
「暑いね」
もう夏だから、ムシムシと暑さを感じる。…ああ、そろそろ東京遠征だ。他校の人には驚かれてしまうだろうけど、うん、頑張ろう…緊張するなぁ。
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桜餅(プロフ) - 素敵な作品でした、縁下くん罪な男ですね。 (2021年4月5日 17時) (
レス) id: 7911da50c3 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - 縁の下くん私も好きです！更新頑張ってください！ (2019年11月9日 16時) (レス) id: 3635743cb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コンタクトるり江 | 作成日時：2019年10月28日 21時
