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その血が2人を分かつまで ページ19

『ぅおっ____』



後ろを振り婿とした瞬間
身体が急に宙に浮いたかと思うと


次の瞬間にはドンッと大きな音を立てて
壁にぶつかっていた




(持ち上げられて・・・投げられたのか)



頭から血が垂れる





『君が、、、呪形だね』




直ぐに立ち上がり手を構える


腕は2本の様だが呪具がユラユラと
身体から生えるように動いている


足も、呪具のようだ




男の身体に
女の頭部


しかも、頭が2つある



1つは悲しそうな顔で
もう1つは嬉しそうな顔で私をジッと見つめている




霑斐縺ヲ(返して)


嬉しそうに笑う呪形の口が動く





『・・返す、だって?
何を・・・?』



ゆっくりと私に近づいてくるたびに
悪臭が鼻をつく



”腐った”ような匂いだ




縺ゅ莠コ繧定ソ斐縺ヲ?(あの人を返して!)



『!?』



そう叫んだのも束の間
何本もの釘や針が私に向かって飛んでくる




『伊弉諾!』


地面を伸ばして防御するが
なんせ脆い


直ぐに崩れていく





(”あの人”・・・・)




思いつくのはシズさんが言っていたあの名前、





縺ゅ莠コ繧定ソ斐@縺ヲ(お前らのせいだ!)


次々に来る攻撃を避けるばかりで
こっちから何も仕掛けられない




・・・・いや、





(”仕掛けちゃだめだ”)





きっと力尽くで祓ってしまえば
呪形の中溜まった呪いが分散されてしまうのではないか





『あの人って・・・”アツヒコさん”か!?』



そう叫ぶと
ピタリと呪形の動きが止まった

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ミンミンゼミ(プロフ) - 饅頭こしあん派さん» あ、、、ありがとうございますm(_ _"m)持病と課題でテンテコマイですが頑張ります!文才がカスですがどうぞ最後までこの小説を楽しんでください・・・! (2021年10月12日 12時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
饅頭こしあん派(プロフ) - 面白くて一気見しちゃいました!更新頑張ってください! (2021年10月11日 20時) (レス) id: d12f11bbbc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年8月16日 17時

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