慧眼と金塊 5

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なにが起こったのか
読者には説明しておこう


伊弉諾の能力で盛り上げられた地面は
地面の砂利の部分、凹凸部分を1つ1つ繋ぎ合わせ
硬化させたものである


しかし、それを使って攻撃を
避けようとしたのではない


地面の中の砂利たちを少しずつ‘’トゲ状に変形‘’させたのである



無数のトゲが身体を貫き
浮いていた加茂は地面に落ちていく



そんな好機を逃さない、というように



「このッ・・ガキがっ！」


加茂が術式を使うよりも先に
手に持っていた砂利を投げる


しかしそれはただの砂利たちである




砂利はまんまと目に入り加茂はうめき声をあげる



私があの加茂憲倫を倒せるなんて
微塵も思っていない


でも私は呪術師だから






『一緒に死ねッ！！！


　 加茂憲倫ッ！』






加茂の体に触れた瞬間
私の体も加茂の身体も燃え始めた

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