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138* ページ5

「ってことは・・・・
あんたが‘’A‘’ちゃんが言ってた
五条悟・・・?」



「うん、そう」


彼女は新種の虫を見つけたかのような
顔で俺を見てくる


さっき自己紹介したんだけどな



「それで君は?」


「わ、私は‘’日和あかね‘’よ」


日和?



「蘆屋じゃないの?」

「それは・・こ、ここで話すことじゃないわ!
つ、ついてきて!」



彼女、あかねは
恐る恐る屋敷の外へと出る




親戚?
だとしてもなんで蘆屋家の家紋を
刺青で入れる必要がある




「はやく!!!!」


「はいはい・・・」



外に出ると生暖かい風が
頬を撫でる


ギシリギシリと大きな音を立てる屋敷





「この屋敷、いるのよ」


「いる?」


「そう
人が住まなくなってから屋敷から
大きな音が出たり、屋敷が動いている様に見えたり・・

ここらの人は気味悪がって
近づかないのよ

ほら、ついてきて」



そういってあかねは
ドンドン進んで行く



「いる、ねぇ」


呪霊の気配はしない
でも、なんだか妙な感じがするのは本当だ


幽霊?




まさかな

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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年4月1日 22時

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