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五条の一人称ですが
人と話すときは「僕」心の中では「俺」
になっています。
まだ人格というかあやふやな時期なのかな、と
思ったので・・・

__________________

朝早く高専をでて
昼前には呪霊を祓い終え



摂津へとついた



「うっはー
いつ来てもド田舎だな」


駅から少しでも離れれば
山は見えるし畑はあるし土手も見える


昔から変わらない風景だ


人っ子一人もいない道を

右へ左へと進んで行くと
デカい屋敷が見えてきた


白塗りの落ち着いた屋敷だ



「・・・?」


しかし門は錆びついており
庭の方も雑草が生い茂っている



屋敷から人の気配がしない
誰も、住んでいないのか??



ギイイイッと軋む玄関を開け中に入る



上のシャンデリアには蜘蛛の巣
垂れ下がっているカーテン
棚や床は埃だらけ

人が住んでいないのは見ての通りだった



(本家には一度しか来たことないけど、
こんなんだったか?)



今は東京に屋敷があるとはいえ
本家をこんなお粗末にするだろうか



2階に上がろうと階段に足をかけた時だった






「 動かないで 」






凛とした声が俺を呼び止める




「貴方は誰っ!」


「どっちかというと
それはこっちのセリフなんだよね」





後ろを向けばセーラー服を着た少女が
銃を向けて立っていた




「この屋敷で何をしているの!?」


「まぁまぁ、落ち着きなよ」


「っ!?」



直ぐに銃を取り上げ構えると
苦虫を嚙み潰したような顔で両手を上にあげる


その手のひらには
Aの左手の刺青と同じ模様が入っていた






「君、蘆屋家の子でしょ」


「なんで・・」


「手のひら」


「あっ!」




ポイッと銃を放り投げる



「僕は五条悟
超絶グッドルッキングガイさ」




そういって目隠しを取ると
彼女は慌てたような顔をして




「ろ、六眼じゃん!!!!」



と叫んだ

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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年4月1日 22時

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