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五条の一人称ですが
人と話すときは「僕」心の中では「俺」
になっています。
まだ人格というかあやふやな時期なのかな、と
思ったので・・・
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朝早く高専をでて
昼前には呪霊を祓い終え
摂津へとついた
「うっはー
いつ来てもド田舎だな」
駅から少しでも離れれば
山は見えるし畑はあるし土手も見える
昔から変わらない風景だ
人っ子一人もいない道を
右へ左へと進んで行くと
デカい屋敷が見えてきた
白塗りの落ち着いた屋敷だ
「・・・?」
しかし門は錆びついており
庭の方も雑草が生い茂っている
屋敷から人の気配がしない
誰も、住んでいないのか??
ギイイイッと軋む玄関を開け中に入る
上のシャンデリアには蜘蛛の巣
垂れ下がっているカーテン
棚や床は埃だらけ
人が住んでいないのは見ての通りだった
(本家には一度しか来たことないけど、
こんなんだったか?)
今は東京に屋敷があるとはいえ
本家をこんなお粗末にするだろうか
2階に上がろうと階段に足をかけた時だった
「 動かないで 」
凛とした声が俺を呼び止める
「貴方は誰っ!」
「どっちかというと
それはこっちのセリフなんだよね」
後ろを向けばセーラー服を着た少女が
銃を向けて立っていた
「この屋敷で何をしているの!?」
「まぁまぁ、落ち着きなよ」
「っ!?」
直ぐに銃を取り上げ構えると
苦虫を嚙み潰したような顔で両手を上にあげる
その手のひらには
Aの左手の刺青と同じ模様が入っていた
「君、蘆屋家の子でしょ」
「なんで・・」
「手のひら」
「あっ!」
ポイッと銃を放り投げる
「僕は五条悟
超絶グッドルッキングガイさ」
そういって目隠しを取ると
彼女は慌てたような顔をして
「ろ、六眼じゃん!!!!」
と叫んだ
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作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年4月1日 22時