検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:2,372 hit

プロローグ ページ1

それは僕が学校から帰宅した時だった。
……僕の家の屋根の上に、人がいるんだが?

「屋根の上から失礼するよ、初めまして斉木楠雄君」
【……は?】

なぜこいつは僕の名前を知っているんだ?
しかも透視されないし、心も読めない……なんなんだ、こいつ。

「はは、突然話しかけられてびっくりしちゃったかい?屋根から降りて挨拶させていただこう。」

と、屋根からふわりと降りてきた。
……ふわりと、ってこいつ…普通じゃないな。

「私はA。君は斉木楠雄君で合っているだろう?」

名乗るのは嫌な予感がするが、名前はもう知られている。

【合っている。何の用だ】

「認めてくれたようで何より。それでだけど、家に入れてくれないかい?」

……は?家に入れろ、ってどういう意味だ。思考が読めない。意図がわからない。

「心配しなくてもただやることがあるだけさ。ほら、ここに有名スイーツ店のスイーツセレクションがある。
何が好きか分からなかったから色々入っているのを買ったんだ」

有名スイーツ店のコーヒーゼリー………!?

【…仕方ないから入れてやる。何かしたら…分かるな?】

「脅さないでくれよ、そんなことしないさ」

そんなことを言いながら、彼女は僕にコーヒーゼリーが入った紙袋を手渡した。

…確かに入っている。

【…仕方ない】


何かしでかしたらすぐに追い出す。それだけだ。

#1→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
設定タグ:斉木楠雄のΨ難 , 斉Ψ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:演鬼 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2020年11月26日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。