勢いだけで船を飛び出したものの逃げた先の地球が思っていた以上に住み心地が良くてしばらく住み着くことにした神威の彼女ちゃんのお話。

実は我慢してた ページ20

あれ、ファミレス出て万事屋に戻ってるのかと思ったんだけど…、

『どこ向かってるの？？』

私を担いだまま神威は黙って人ん家の屋根の上を飛びまわる。

神威｢2人きりになれるとこ^^｣

おぉん？←
とりあえずどこに向かってるのか気になるから黙って担がれとこ((

神威｢ついたヨ｣
『え、ここって…』

私が知ってる限りの知識だとここは、、、

『吉原…？』
神威｢ぴんぽーん｣

え？すんごいにこにこしてますけど神威さん。
吉原って静かに過ごす所ではありませんことよね？？((

混乱が解けないままわけもわからず部屋に神威と入る。

『あの、神威…うお？！』

部屋に入るや否や神威に力強く抱きしめられる。
な、なになになに？！

神威｢やっと人目気にせずAといちゃつける｣
『え？』

今なんと？？(汗

神威｢あそこにいたらばか妹がAにベッタリだし天パ侍達もいて居心地悪いし…｣

私を抱きしめたまま我慢してたのか、今まで聞いたことのない不満を喋りだす神威。

神威｢前みたいに2人だけの時間全然ないし…俺はAといられるならひっついてるだけでいいのにさ、｣
『ストップストップ(汗』

あの喧嘩が解決してからなんか神威さんベタ甘度が限界突破してない？！？！

でも、

『ここに来た理由って私と2人になりたかっただけ？(汗』
神威｢え？うん｣

抱きしめたまま顔をじっと見つめられる。
なんて純粋な目なんだ…！

やっぱり神威は私とキス以上のことをしたいと思ってないんだろうか…？

神威｢さっきファミレスにいたとき｣

話しながら私を解放し、床にドサッと座って自分の足をポンポンとたたく。
膝の上に座れと…？

神威の膝の上に座ると、ほっぺをむにっと摘まれる。

『は？！』
神威｢A達の話し聞こえちゃった^^｣
『……………………は？』

あれ、急に冷や汗が((

神威｢聞き間違えてたらいけないと思ってさっきAに｢ここに来たのは2人になりたかっただけか｣聞かれたとき、うんって言ってみたけど…案の定すごく残念そうな顔するもんだから｣

えぇ？！残念そうな顔してた？！
恥ずかしすぎない？！？！

もう羞恥心で言葉も出ない…。

神威｢悩むぐらいなら俺に言ってくれればいいのに……で、Aは俺にどうされたい？Aの口から教えて^^｣


指を唇に這わせながら神威はイタズラに笑う。

『うっ///』

この後私が何を言うかわかってて吉原に来たんだな…やられた((

ただいま帰りました((→←恋バナ会議

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