勢いだけで船を飛び出したものの逃げた先の地球が思っていた以上に住み心地が良くてしばらく住み着くことにした神威の彼女ちゃんのお話。

恋人としての悩み ページ18

朝。
まだ寝ている神威の隣で身支度を始める。

阿伏兎が私の服を持ってきてくれて助かった。
しかもアクセサリーやらなんやらも持ってきてくれた。

阿伏兎…気が利くにもほどがある((

しばらく船に帰れないってなると食事や家事…困ることは沢山あるはずなのに｢大丈夫だ｣って言ってくれた阿伏兎はきっと仏様だ←

さすがに神威は仕事もあるから船まで自力で通えって言われてたけど…w
どうしても船が地球の近くまで来れない日はリモートで(PCを持たせてくれた)阿伏兎と話をするようになっている。

神威がサボらないように話があるときはまずは私に連絡がくるようになってるから安心((

『今日はこれにしようかな』

それにしても私の荷物持ってきてもらって+神威の物まであるから銀さんの部屋が随分狭くなっている。

万事屋の人達にこれ以上の迷惑をかけないためになにか考えないと…。

神威｢今日はそっちのチャイナ服にしなよ｣
『うん…って起きてたんかい』

寝そべったまま服を指さす神威。
お目目ぱっちりだねいつから起きてたのよ。

『神威、今日船まで阿伏兎に呼ばれてるよね？起きてるんだったら支度しなさい』
神威｢えぇ〜｣

えぇ〜じゃないそれでも団長か((

『着替えるから向こう向いてて…っていうか神威も早く着替えて』
神威｢もう付き合って長いんだから着替えてるとこぐらいいいでしょ｣
『殴るよ？』←

たしかにだいぶ長い付き合いだけどね？
着替えてるとこなんて見せたことないよね？？

手を繋いだりハグしたりのスキンシップはとるけど、キスはまだまだ慣れるほどなんてしたことない。さらにその先のことなんて想像もできない。

なんなら船の部屋も別々だし…。

そう考えたら私たち恋人としての段階はかなり遅いのか？？

てか神威はそういうのに興味あるの？←
キスとかは一応されるけど…。

1人考えていると、神威はいつの間にか私の目の前に立っていた。

神威｢俺は見られても大丈夫だけど？｣
『え、神威？』

なんで急に服脱ぎ始めた？いや私が着替えろって言ったんだけどね？！？！(パニック)←

神威｢ほら｣

？！///
私の手をとって自分の体を触らせる神威。

神威｢A顔真っ赤だね。俺が着替え手伝ってあげるヨ｣
『待って』

脱がすな脱がすな。

新八｢おはようございまーす！｣

？！

『やばい新八さん来た！朝ごはんまだなのに！！』
神威｢うぐっ｣

神威を押しのけそそくさと支度を再開する。

…女性陣の人に話聞いてもらお。

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